宝くじや競馬を例に社会の仕組みを考えると超分かりやすかった

 

みながみな、全く同じことを考えては世の中は成り立ちません。不況の時には公務員人気が高くなる…と言われます。確かに競争率があがりますが、高くはなっても「全員」が公務員を目指すわけではありません。会社組織の中でも、営業やりたいという人がいて、広報をやりたいという人がいて…と様々でこそ、会社組織は維持されます。

それの端的な状態がギャンブルです。競馬を例にとります。圧倒的な実力で圧倒的な人気を集める馬の単勝オッズは1.0に近づきますが、それでも得票率は80%強だと聞きます。ほぼみんながみんなあの馬が1着になる」と思うような状況であっても、2割ぐらいの人は「いやいや、こっちが勝つ」と考えて、違う馬の馬券を買っているのです。

これがないとギャンブルは成立しません。賭ける対象がみな同じでは、もらったお金は全部返すだけになってしまいます。賭けに当たる人もいて、外れる人もいるから「配当」という形がうまれてギャンブルが成立します。

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