キレる高齢者が続出。なぜ「怒り」を抑えることができないのか?

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周囲のことなどお構いなしに、怒りを露わにする高齢者の増加が顕著となっています。無料メルマガ『まんしょんオタクのマンションこぼれ話』の著者でマンション管理士の廣田信子さんも、そんな現場を目撃した一人。廣田さんは今回の記事中、高齢者がキレやすくなる原因を紹介するとともに、怒りをコントロールする方法についても記してくださっています。

「怒り」はコントロールできる

こんにちは! 廣田信子です。

最近、「怒りが抑えられないで、他人を罵倒したり、責め続ける高齢の方を見かけることが多くなりました。特に、自分がお客の立場となると、高圧的な態度で無理難題を言う場面がよくあります。駅員さんやお店の店員さんが責められている場面に遭遇したことが、誰しもあるのではないでしょうか。

先日、セミナーの主催者が、何かちょっとした行き違いでクレームをつけられている場面に遭遇し、相手の気持ちも他の参加者の迷惑も考えないその口調に、悩ましい気持ちになりました。つい、ご自分のマンションの管理組合の総会でもこんな感じで発言するのかな…管理員さんにこんな物言いしてないかな…と。

これをぶつけられる人もたいへんですが、ご本人も、これをやったら、周りからは避けられ、自分の思いがより実現しにくくなり、よけいにイライラするという悪循環で、決してハッピーじゃないはずです。

高齢者が「怒り」を抑えられないのは、脳の働きに関係があることが分かってきました。まず、高齢の方の脳は、使っていない範囲がどんどん増えていき、それに伴って脳の機能が衰え物事に対する理解力が低下して感情的にイライラしやすくと言います。

また、一方で、老化によって、脳内の感情をコントロールする部分が縮み、怒りの感情を抑制することが難しくなると言います。脳の機能のうち、物事や言葉の理解に関係する部分と、感性や社会性に関する部分の働きが衰えることで、怒りが抑えられなくなるのです。

その背景に、インターネットやスマートフォンの使い方のように、若い人には何でもないことが、高齢者にはわかりにくいことが増えていることもあると思います。説明を聞いても簡単には理解できないことが増えてきて、私も、げっそりすることがあります。マンション管理もどんどん複雑になり、それに対する納得できる答えがなかなか得られないことにイライラする場面が増えても不思議はありません。

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