マクドナルドの「ベタ」な戦略の方が割と効果がある納得の理由

 

マクドナルドの市場攻略法

企業が、市場を攻略する際の戦略の1つに、アンゾフの成長マトリックス、という考え方がある。

横軸を市場の種類とし、左に既存市場と右に新規市場、縦軸を製品の種類とし、上に既存製品と下に新規製品、というマトリックスで考える。

左上の第1象限は、既存市場において既存商品をどう売るか、ここはシェアを獲得するための「浸透戦略」をとる。

マクドナルドのケースでいえば、ランチタイムのお値打ちマックなどが、これにあたる。

右上の第2象限は、新規市場において既存商品をどう売るか、ということで市場開拓をする。新しくマックデリバリーのチラシを私のオフィス近くにポスティングしているのが、こちらに当たる。

左下の第3象限は、既存市場に向けて新規商品をどう売るか、ということで、今マクドナルドが押している、ちょっと高級なプレミアムバーガーのグランシリーズなどがこちらになる。シェイクシャックなどの高級バーガーの、日本市場開拓に対抗しての措置なのであろう。

右下の第4象限は、新市場に向けて、新規市場をどう売るのか、という考え方になる。ここのエリアは「多角化」ということになり、マクドナルドのケースは次回以降で詳しく説明していきたい。

成長マトリックスの考えに即して、マクドナルドの戦略を考えてみたが、状況に応じてこのように、それぞれ異なった戦略をとるべきだ、ということを具現化しているように見える。

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