3.改革を行うための政治の進め方
首相が、日本の将来の理想とする姿を描き、それに向かって突破していくことが重要なのだ。その目標点を明確化して、それに対して現時点は、どの程度かを国民に示すことである。
安倍政権は、問題点を上げるが、それがどこまで到達したかを評価する前に、次の目標を設定して移ってゆき、最初の目標達成が中途半端な状態になっている。
4年前、水素社会を作るといったが、現時点、水素ステーションは目標より大幅に少ないし、水素ステーションの建設費を3億円から1億円以下にしたが、できていない。
農業改革では、大規模農家の育成とJAの改革を目標にしたが、JAの会長は現在、反改革派であり、小泉進次郎議員が苦労したが、官邸サイドはサポートをしなかった。官邸はあまりにも政治力を使わな過ぎであり、敵を作らないことで自分だけよい子になっている。このようなことでは国内改革はできない。既得権益者との戦いのない改革は、中途半端になる事例を複数作ってきた。
このため、徐々に日本の国力は衰退している。日本から新しい産業が起きていない。日本は先進国から脱落する寸前なのに、危機感もない。
ここは、安全保障問題の考えは同じなので、自民党ではなく、維新・希望の党にやらせてみるのもよいと思うがどうであろうか?
さあ、どうなりますか?
image by: 希望の党公式Facebook