【書評】アップル製品を買い集めたけれど、一向にイノベーティブになれない人

 

成功しない人間は仕事を選ぶ

自分から進んで時間配分を変えない限り、人生は変わらない。個人がコントロールできる唯一のものは時間配分だからである。

 

与えられた仕事を与えられた通りにやっているだけの人には「名札」がつかない。「名札」がつかなければ「値札」もつけられない。

 

上司が「A」と言ったら、「A+B」の仕事をこなさなければならない。

 

仕事には面白い仕事のやり方と、面白くない仕事のやり方がある。

 

成功する人間としない人間には唯一、明らかな違いがある。それは、成功する人はどんな仕事でも厭わずやるが、成功しない人は仕事を選ぶということだ。

 

派閥に入れば出世は早いが、落ちるのも早い。

 

人は30歳までに3回以上失敗すべきだ。

 

難しいことを人に頼む時ほど、相手に選択権や考える余裕を与えることが大事なのだ。

 

良い会社の経営者は「我が社の問題はこれだ」と1つのことしか言わない。

 

会社というものは「顧客に奉仕すること」以外の目的を持ってはいけない。

 

人間が変わる方法は3つしかない。1番目は時間配分を変える、2番目は住む場所を変える、3番目は付き合う人を変える、この3つの要素でしか人間は変わらない。

上司が読んだら、思わず部下の人数分買って配ってしまいそうな内容ですが、それだけ実践できていないサラリーマンが多いということでしょう。

上司に言われる前に実践すれば、きっとインパクトが出ること間違いなしです。

また、アップル製品を買い集めたけれど、一向にイノベーティブになれない人には、以下の言葉がおすすめです。

若い人が肝に銘じてほしいのは、出来上がった絵はない、ということだ。あるいは、他人の描いた絵を模写しても、お金にならないということだ。

大前研一さんらしい、耳に痛い言葉だらけの語録ですが、読んでいて背筋が伸びる思いがしました。

「出典」が最後にまとめて紹介されているだけで、どの言葉がどの本からの引用なのかがわからないのが玉に瑕ですが、それを除けば、よくできた本だと思います。

結果を出したい人にこそ、読んでいただきたい1冊です。

image by: Shutterstock

 

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著者はAmazon.co.jp立ち上げに参画した元バイヤー。現在でも、多数のメディアで連載を抱える土井英司が、旬のビジネス書の儲かる「読みどころ」をピンポイント紹介する無料メルマガ。毎日発行。
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