おせちは作らなくてもいいけど「お屠蘇」は飲んだ方がいい理由

manai20171220
 

お正月といえばお節料理を思い浮かべる方も多いかと思いますが、いわゆる「重箱お節」は戦後にデパートが煽った、いわばバレンタイン等とさして変わらないものだってご存知でしょうか。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、そんなお節よりも平安時代からの歴史を誇るお屠蘇を飲むべき理由と、その「入手方法」について記しています。

お節(せち)とお屠蘇

さて、本日は日本の風俗、お節とお屠蘇のお話。

毎年このシーズンになると、いつも書いていることですが私はお節料理は、キホン作らないことにしています。個人的な理由はいくつかあるんですよ。

  • 温かい食べ物がない
  • 味が濃い
  • よく似た味付け
  • 少量多品種で作るのが大変
  • 市販のものはお財布にキビシイ
  • 戦後にデパートが煽っただけの歴史しかない

です。半分は私の理由だけど、残りはオットの理由です。

ま、そりゃそーなんですよね。正月に料理をしなくてもいいようにっていう理由なので、どうしても保存食系になってしまうんです。そうすると、味付けも濃くなるし似たような味になってしかも冷たい。食べ飽きませんか?コレ。

しかも、年に一度しか作らないのでスキルが上がらないのに少量多品種。市販品はものすごく高価( ̄□ ̄;;)。しかも、歴史的にも大した意味がなく、戦後デパートがお重型のものを売るために煽っただけ。バレンタインやクリスマスと変わらないんですよ。ほら、どーでも良くなってきたでしょ。

もうひとつ、個人的な理由じゃないけど、お節を苦痛に感じている女性が多いということです。現代日本の家事、特に料理はかなり難しくなってしまっていると感じています。自国の料理である和食だけでなく

  • ハンバーグやグラタンも作って
  • 麻婆豆腐や春巻きも作って
  • 凝り過ぎ弁当も毎日作って
  • 華やかなイベント飯も作って

いるんですよ。ま、実際作っている方がどのくらいいるか解りませんが、少なくともその方が望ましい、幸せな家庭ってそういうものという社会的な圧力を感じますよね。これが、日本のクソ真面……あ、いや女性を苦しめているんですよ。

他の国の料理事情を全部知っているわけじゃないけど、自国の料理以外の料理なんて、そんなにちゃんと作っているんでしょうかねえ? アヤシーよねー。

というわけで、私はお節はキホン作りません。家族が好きなものを大枚はたいてちょっとイイものを買いあとはお正月を言祝ぐにふさわしい、華があって美味しいものを食べています。

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