ドラゴン桜の指南役直伝。勉強しろと百回言うより効果的な学習法

 

図鑑で知識の杭が増える

ここまで、楽勉の代表的なものとして本物体験について書きましたが、とはいっても全てにおいて本物体験をすることはできません。

そこでお薦めしたいのが楽勉グッズであり、その1つめが図鑑です。今、日本では図鑑革命と図鑑ブームが同時に起きていて、図鑑の質が依然と比べものにならないくらいよくなっています。迫力満点の写真やカラフルで美しいイラストが増えて、見ているだけで楽しくなります。説明の文章もわかりやすくなっていますし、トリビア的な知識を提供してくれるコラムも増えています。中には、付録のDVDで動画を楽しめる図鑑もあります。しかも、扱う内容の種類も増えています。昆虫、恐竜、動物、植物、魚、鳥、歴史、地理、人体、宇宙、世の中の仕組み、環境、季節と生活など、本当にいろいろなものがあります。

また、以前からあった博物型図鑑だけでなく、新しい発想によるテーマ型図鑑も増えています。例えば、「なぜ?の図鑑」(学研)では、「なぜオナモミは服につくのか?」「なぜうさぎの耳は長いのか?」など、子どもが不思議に思うことを横断的に扱っています。また、「くらべる図鑑」(小学館)では、乗り物、動物、人間などのスピードを比べたり、恐竜、ビル、乗り物などの大きさを比べたりしています。これらのテーマ型図鑑は、もともと子どもが興味を持ちそうな物を選りすぐって乗せてありますので、絵本や雑誌を見るような感覚で楽しく読むことができます

さらに、図鑑の効果的な活用法として、テレビや親子の会話で出てきたことを図鑑で調べるのもお薦めです。例えば、ニュースで「去年の立春は2月4日でしたが、今年は2月3日です」と言っているのを聞いて、「え、そんなことあるの?」と思ったら季節と生活の図鑑で調べます。あるいは、お父さんが「今年は徳川家康がなくなって400年だから記念の行事が…」と言ったら歴史図鑑で徳川家康を調べます。こういう生活をしていれば子どもの中に知識の杭がたくさんできます

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