他方、Bさんのご家庭では長期目標を
・目的達成力のある人間になること
と設定したとしましょう。
これだと、
・中期目標は課題曲を弾けるようになること
で
・短期目標は、毎日練習すること
くらいになると思います。この場合、ピアノがキライなら全く別の習い事でもいいですよね。だって他の習い事でも、努力して的達成力を培うことは可能だからです。楽器でさえある必要はなく、水泳でもサッカーでも絵画でも構いませんよね。
このようにAさんとBさんでは、全然違います。どちらが良い悪いの問題ではありません。ですが、目標をハッキリ持たないせいでこの二つがごちゃまぜになった状態の習い事は少なくないでしょう。
初めはBさん的な目標だったのに、いつの間にかバイエル後半でウロウロしている子供を叱ったり発表会でご近所さんの子供より簡単な曲しか弾けなかったといって落ち込んだり。あるあるでしょ?
AでもBでもいずれでもイイんです。ただ、明確でムリのない目標を持っていれば、習い事についてブレる危険が少なくなるはずです。
家計の聖域、教育費。聖域にも目標を設定して。そうすれば無制限な支出を抑えられますよ。
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