大事なこと
現場でたたき上げの幹部が話せば、実のある話ができる。頭だけのコンサルタントには無理なのです。最高のコンサルタントは社内にいます。
テーマを1回ごとに決めて、それにふさわしいベテランを講師にします。今回のような「仕事に対する考え方、取り組み方、進め方」といった基本的なことから、「技術に関すること」、「計数に関すること」、「商品知識に関すること」、「業界情報に関すること」、「営業に関すること」、「接客に関すること」、あるいは社長が「自分が創業したころの話」や、これまでの人生経験などを語ってもいいでしょう。
社内で培った、生きた経験を若手に伝えていく。それが「教育会議」です。それはまた社風を作っていくことにもなります。優れた人材は社内にいます。ぜひ活用してください。
結果
若手を集めて2週間に一度勉強会を続けましたが、結構熱心に取り組んでくれました。その成果や、あるいは教育の効果というものはすぐ出るようなものではありませんが、社長の息子(3代目)と若手社員のコミュニケーションが円滑になったことや、その後の会議での発言が積極的になったことなど、意識改革は確実な効果として実感しました。
大事なこと
直接顔を合わせて話す、話を聞くという会議ならではの相互コミュニケーションは、電話やメールにはない特長です。テーマを決めてそこに集中すれば、話が進みやすく、情報共有が正確で速やかです。会議をうまく活用すれば、何かが動き、何かが形になっていきます。
いい会議してますか?
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