君のはどこにあるんだい? 部下のやる気スイッチの探し方

 

そこで、やる気が湧いてくる、モチベーションが上がってくるケースとして、真剣に取り組んだり必死に努力したらできるうまくいくと、自分が思うような物事に取り組む場合が挙げられます。

「今のままでは届かないし、できるか、うまくいくか、成功するかはわからない。でも、真剣になってやれば、できる、うまくいく、成功する」などと、自分の中で思うことができれば、やる気、モチベーションは上がってくると言われます。

例えば、職場での営業担当者が、これまでの実績の1.5倍の目標を設定されたとします。その時に、営業担当者が、「商品知識を増やしたり、営業に関する勉強会に参加するなど、自分の能力などを向上させれば、目標を達成することができる」と思えば、やる気、モチベーションはアップしてくるでしょうね。

これまで、「できる、うまくいく、成功する」と、自らが思う度合いを基準にして、3つのケースを考えてきましたが、「できる、うまくいく、成功する」と思う度合いは、人それぞれで違ってくるでしょうね。

他者から見れば簡単にできる、うまくいくなどと思う物事でも、その人自身は、「できない、うまくいかない」などと思えば、やる気、モチベーションは上がってこないでしょうね。

例えば、自転車に乗ることができる人から見れば、自転車に乗ることは簡単にできることですが、今までに自転車に乗ったことがない、乗ることができない人にとっては、「自分には、絶対に乗ることができない」などと思い込むことによって、やる気が起きないこともあるでしょう。

反対に、他者から見れば「これは絶対にできない、成功しない」と思う物事でも、「真剣に取り組み続ければいずれはできる、成功する」と思う人もいます。スポーツ選手が典型ではないでしょうか。

優勝する、金メダルを獲得する、新記録を樹立するなどといったことは、一般的には、達成することが難しいことだと考えがちですね。しかし、スポーツ選手は、難しいと思われることでも、真剣になって練習に取り組む、自己節制などをすることで、達成することができると思っているからこそ、やる気、モチベーションを高め続けることができているのでしょうね。

print
いま読まれてます

  • 君のはどこにあるんだい? 部下のやる気スイッチの探し方
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け