子供に「食事は残さず食べるべき」と言うのは正しいことなのか?

 

子どもの「食」を育てる上で大切なのは、その満腹感をしっかり受け止めて、「ごちそうさま!と言えるようになることだと、私は考えています。大人の側が、現実的にできることは、

  • 子どもの食器にはあまりたくさん盛りすぎず、足りなければお代わりさせる
  • 残っても大丈夫なメニューで用意して、無理して完食しようとせず、余りは保存する

くらいでしょう。その上でまだ余裕があるなら、

  • 良い素材を使って体に良い食事を用意する
  • よく噛んで、楽しく食べる

ことを意識できると良いでしょう。

少し話は逸れますが、子どもが大きくなったら、「お腹さんアタマちゃんの区別を教えてあげることも、お勧めです。

  • お腹さんは、身体に本当に必要なモノ・量を知っていて、小さな声で教えてくれる
  • アタマちゃんは、おいしそうなモノを見たり、人の話を聞いたりすると、すぐに「いいなー、欲しいな~」と思ってしまう、欲張りな子。しかも、お腹さんよりも大きな声で「ねぇ、あれも食べようよ!」と、うるさく言ってくる

ここでアタマちゃんの言いなりに食べてしまうと、お腹さんはもう大変。受け取りきれない量の食べ物を押し込まれて、弱ってしまいます。そんなことを続けていると、お腹も壊してしまうし、病気にもなってしまう。だから、アタマちゃんの話も聞いてあげながら、お腹さんの声にも耳を澄ませて、身体に良い食べ物を身体にちょうど良い分だけ食べられたらいいね──と。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 パパコーチ くろさわ 【発行周期】 週刊

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