長期休み後に増える学校への行き渋り。親がとるべき3つの対応策

 

「ママと一緒にいる」もストレス解消に

【家庭教育アドバイス】 これは以前、私のところへご相談にいらした方のお話です。その方は、パート勤務をしているママで、お子様は、当時小学2年の女児と4年の男児でした。学校好きな2年の娘さんが9月半ばのある日なぜか「学校に行きたくない」と言ったそうです。

どうしたの?と聞くと「ママと一緒にいたいから」と答えました。 夏休みのひと月間、パート時間を減らして子供と一緒にいる時間を作っていたママは、9月からは通常の時間に戻り、夕方は子供を学童へ預けていました。学童へ子供を引き取りに行って帰宅してからは、夕飯の支度を始めとした家事に時間をとられ、なかなか子供とゆっくりした時間をとらなかったそうです。

9月になったとたんに、ママは仕事モードだし、子どもは環境が変わって精神的に知らず知らずに疲れていたのでしょう。

ママはそれなら仕方ない、とその日は仕事を早引きして、学童へは預けずに子どもの帰りを自宅で迎えました。そして、一緒にお菓子を作ったり、好きなゲームで遊んだりと一緒の時間を家で過ごしたそうです。

終始、ニコニコした娘さんは大満足した様子で、翌日からは嫌がらずに学校にも学童にも出かけたそうです。

可愛いものですね。低学年の子どもたちは、自分でも気づかずにストレスが溜まっています。ストレス解消は、様々ありますが、子供にとっては「ママと一緒にいる」ことも大きな解消法の一つなのです。

image by: shutterstock.com

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