この理論が正しいとしたら、かなり応用が利く。そして、幼少期の「ならぬものはならぬのです」という教えが、いかに効果があるかということもわかる。理屈や条件、罰を抜きにして「これはいけないこと」と教えられて守った場合、永続的に効果が出るということである。
考え、議論する道徳のねらいはわかる。一方で、理屈抜きに教えることの意味。これは考えるべき点がある。
また、単なる罰や脅しの効果が一時的でしかないというのも、特筆すべきことである。そのような方法では、子どもの行動は変わらないということである。
今、教えたいことは、何なのか。それを守る価値を子どもは感じられそうか。進んで守ろうと思えるか。その辺りにポイントがありそうである。
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