実験でわかった、効果的な「ならぬものはならぬ」というしつけ方

 

この理論が正しいとしたら、かなり応用が利く。そして、幼少期の「ならぬものはならぬのです」という教えが、いかに効果があるかということもわかる。理屈や条件、罰を抜きにして「これはいけないことと教えられて守った場合永続的に効果が出るということである。

考え、議論する道徳のねらいはわかる。一方で、理屈抜きに教えることの意味。これは考えるべき点がある。

また、単なる罰や脅しの効果が一時的でしかないというのも、特筆すべきことである。そのような方法では、子どもの行動は変わらないということである。

今、教えたいことは、何なのか。それを守る価値を子どもは感じられそうか。進んで守ろうと思えるか。その辺りにポイントがありそうである。

image by: Shutterstock.com

松尾英明この著者の記事一覧

『まぐまぐ大賞2014[無料部門]教育・研究』の大賞受賞メルマガ。実践例を通して、教育観を磨きながら、具体的な手法にもふれていきます。「教育を志事にする」を信条に、真に役立つ実践的な情報だけを厳選してお伝えします。教育関係者を中心に、子どもに関わる全ての方々に向けて発信します。登録・解除ともにすぐできますので、ご一読よろしくお願いいたします。

無料メルマガ好評配信中

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 「二十代で身につけたい!」教育観と仕事術 』

【著者】 松尾英明 【発行周期】 2日に1回ずつ発行します。

print
いま読まれてます

  • 実験でわかった、効果的な「ならぬものはならぬ」というしつけ方
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け