武田教授が呆れた、現代の日本を蝕む巨大な「医の誤り」

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日本に蔓延する誤った情報を科学的見地から指摘し続ける武田邦彦中部大学教授が今回取り上げているのは、見過ごすわけにはいかない「医の誤り」についてです。例えば「肺がんになった人が喫煙者」だからといって「喫煙者は肺がんになる」というのは初歩的な誤りだと指摘。『武田邦彦メールマガジン『テレビが伝えない真実』』では、3種類ある「医の誤り」を解説し、なぜそうした情報が発信されるのかについて示唆しています。

現代の日本を蝕む巨大な誤りの一つ「医の誤り」とは

現代の日本には「巨大な誤り」がいくつか存在するけれど、その一つが「医の誤り」だろうと思います。その誤りは毎日患者さんを相手に治療している「普通の医者」からでたものではなく、厚労省で力を持っている特殊な医者や、医師会などで指導的な力を発揮している医師などが作り出したものです。

薬のメーカーとの癒着があったり、天下り先を作るために役人に頼まれたり、そんな立場にいる医師や、国立がんセンターなどの研究をしている医師や医療研究に携わっている人が問題なのです。

彼らは、現実の臨床などに携わっていないし、論文などを出して注目されなければならないなど、「現場の多種多様の問題」に接していないので、観念的になり、間違いを起こすものと考えられます。

医の重大な誤りには、3種類あります。第一に「人間はみんな同じで、体にも免疫にも差がない」という錯覚。第二に「人間は歳とともに体に変化をもたらす」ということを認めないこと、さらに第三には「健康な体から、不調なとき、病気の時などがなく、突如として人間は死ぬ」というあり得ない仮定を置いていることです。

「人間はみんな同じ」とすることで大きな誤りを犯しているものに、「たばこの害」「減塩食」があります。 禁煙が言われだした1990年ごろ、タバコを吸っていた人はおおよそ3300万人でしたが、肺がんは約2万人で、タバコを吸っていた人で肺がんになった人は、たった1600人に1人でした。でも、医師は「たばこを吸った人は肺がんになったか」を調べず、「肺がんになった人はタバコを吸っていたかを調べたので、「タバコを吸うと肺がんになる」と言ったのです。科学者から見れば本当に初歩的な誤りです。

喫煙の習慣が長い間に肺がんのもとを作るなど、最大限にタバコの害を考えても、100人に1人は肺がんになりやすい(多分、遺伝子で)」で、残りの99人は肺がんにならないのですから、その人たちの楽しみや自由を奪うのは少し行きすぎです。

減塩食はもっとはっきりしています。1990年代の東大医学部の調査では、食塩をとって血圧が上がる人は10人に2人、上がらない人が10人に5人、そして他の要因との関係がある人が10人に3人ですから、多くの人は減塩と血圧は関係がないのです。でも、減塩で儲けることができるので、減塩と健康とを結びつける不届き者がテレビなどで間違ったことを言っていました。

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