安倍首相「わが国の支援は世界で最も手厚い」にネットで疑問の声

2020.04.15
by MAG2NEWS編集部 NK
20200414tv_kaigi01
 

安倍首相は13日に自民党の役員会で「補正予算案の成立を急ぎ、さまざまな支援の準備を加速させたい」との旨を語り、「休業に対して補償を行っている国は世界に例がなく、わが国の支援は世界で最も手厚い」と述べたとNHKなどが報じた。これについて日本のネット上では「わざと嘘を言ってるの?」「世界のどこを見ているのか」など疑問の声が殺到している。


安倍首相「対応遅くない」に識者は…

安倍首相は14日、衆院本会議で新型コロナウイルスへの政府の対応について「感染拡大の状況を客観的事実として評価する限り、諸外国と比しても、わが国の対応が遅かったとの指摘は当たらない」と述べた。WHOのテドロス事務局長の上級顧問を務める渋谷健司氏は、HUFFPOSTへの取材で「本当なら4月1日が緊急事態宣言を出す最後のチャンスだった」とし、「都市封鎖くらいのことをやらないと、東京に関してはもう手遅れかもしれません」と述べていた。政府の専門家会議でも1日時点で「今日あすにも抜本的な対策が必要」と政府に提言していた。

日本は本当に「支援が最も手厚い」国なのか?

冒頭でも触れたが、安倍首相は「休業に対して補償を行なっている国は世界に例がない」「わが国の支援は世界で最も手厚い」と述べ、西村経済再生相も「諸外国の例を見ても、事業者に対する休業補償はやっている例が見当たらない」と発言していた。日本で実際に生活している身としてはその実感がわかないのだが、果たして本当なのだろうか。NHK就活ニュースでは、イギリス、フランス、ドイツ、スペイン、イタリアの補償を紹介している。

print
いま読まれてます

  • 安倍首相「わが国の支援は世界で最も手厚い」にネットで疑問の声
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け