HSPは「逃げ」ではなく現実。生きづらさを抱える繊細な人々の特徴とは

 

ちなみにHSCのお子さんも、子供であってもいろんな事に気づいてしまいます。例えばクラスの雰囲気、騒がしさ、そして先生の怒鳴り声。自分が怒られているのではないのに、自分の事のように感じてしまう。クラスの騒がしさが、騒音のように感じてしまい、そこにいられない。

そんな事から学校に行けなくなってしまうことも少なくありません。HSCのお子さんについてもご相談を頂いていますが、不安になってしまうこと、気になってしまうこと。それを理解してあげることをお願いしています。

あいママさんのお子さんも、やはりとても繊細なお子さんで、落ちつかないクラスの雰囲気になじめなくて、だんだん学校に行けなくなりました。どうやら学級崩壊にも近い状態だったようです。

繊細さんにとって、そんな状況はとても耐えられないのですが、支援学級に席を置かせてもらって、少しずつ復帰ができているようです。こんな風にご報告を頂きました。

不登校になってしまった長男も分散登校が始まり人数も半分、時間も短くて息子にはありがたい環境で半年ぶりに2週間。休むことなく行けました

分散登校が終わり人数も増えましたが、分散登校のときのまま、国語や体育など以外は支援学級から普通クラスへ通う“交流”を頑張っていました。前の日に交流か支援学級で過ごすかを自分で磁石をはるようです。

でも7月に胃腸炎で体調を崩し(痛みや体調にも敏感です)1週間ほど学校に行けず、元気になるまで2週間くらいかかりました。そこでやはり行きしぶりが始まり、交流ゼロにもどして「支援学級なら行ける」というのでそうしました。

また元気になってくると交流も増え、理科や社会も楽しいと言っています。少人数制の算数では発表もしているらしく、聞いてびっくりでした。

調子が悪いときは、やはり自分からは言えず行きたくなくなったり、家で「言えない~どうしよ~」となったりして、休んだり。自分で伝えられるときはメモにかいたり、スモールステップで頑張っています。

昨日、1年ぶりに給食を、普通クラスでみんなと食べました。帰ってきて感想を聞くと「楽しかった」と言っていました。正直、ほっとしました。「楽しくてよかったー!」と心のなかで叫びました。まずは一歩。大きな一歩ですね。今日も朝、「今日も給食、クラスで食べよう~」とにこにこしていました。

喋ってても目立たないから注意されにくいという思惑もあるみたいですが、普通クラスでも我慢できないくらいおしゃべりしてるんだな、と嬉しくなりました。

パピーさんの講座を学ぶ前は、毎日疲れはて涙する日もよくありました。今は慌ただしくも、賑やかで幸せだなぁと思える日がとっても増えました。子供たちからは「産んでくれてありがとう」「ママのところに生まれてよかった」とまで言われもう十分幸せです。

あいママさんのお子さん、徐々に学校に行けるようになって、本当に良かったです。

print
いま読まれてます

  • HSPは「逃げ」ではなく現実。生きづらさを抱える繊細な人々の特徴とは
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け