パワハラ、セクハラで信頼を失ったUberが「再構築」できたワケ

help friend through a tough time. rescue gesture. support, friendship and salvation concept. holding hands
 

3. 真正性(Authenticity)

最後に真正性です。これは、ずっと一貫して過去からこの人はこれを大事にしてこれを結果として出しているよね、というのが一致していれば、

じゃあ未来もその人はそういう人であり続けるよね、という「過去から現在に首尾一貫している」という事なんです。

これは、けんすうさんが言っている“物語思考”ともすごくハマる話で、今までは他者との関係性の中で、自分のキャラとか自分を相対的に浮かばせてきて、敵を作ることで、自分は信頼できる、という事をやってたんだけど、いまはネットでずっとつながっているから、今も昔もずっと僕はこれを大事にして、これを結果として出してきています、というのが見て取れるわけですよね。

これが見て取れると、その人はそのものに生きてるんだなというのがあるから信じて頼れるし、何を重視するのかがしっかりと論理だてられていて、かつその論理だてているものが感情に訴える形の物語に繋がっている、何よりもそれが共感を生むものとしてできている。

それが分かると、結果として信じるに足るものになっていくという事でTEDの元ネタも英語ですが字幕もしっかり付いているので、良ければ見て頂ければです。

How to build (and rebuild) trust | Frances Frei

こういう風に、色んな海外のエピソードからつながる時代の皆さまにプラスになるものもお伝えしていければと思います。

今回は「Trustの作り方」という事でお話をさせていただきました。

という事で、皆さん良い冒険を。

この記事の著者・尾原和啓さんのメルマガ

初月無料で読む

image by: Shutterstock.com

尾原和啓この著者の記事一覧

IT批評家、藤原投資顧問 書生 1970年生まれ。京都大学大学院工学研究科応用システム専攻人工知能論講座修了。 マッキンゼー・アンド・カンパニーにてキャリアをスタート。 NTTドコモのiモード事業立ち上げ支援を経て、リクルート、ケイ・ラボラトリー(現:KLab取締役)、コーポレートディレクション、サイバード、電子金券開発、リクルート(2回目)、オプト、Google、楽天(執行役員)の事業企画、投資、新規事業立ち上げに従事。 経産省 対外通商政策委員、産業総合研究所人工知能センターアドバイザー等を歴任。 現職は14職目。シンガポール・バリ島をベースに人・事業を紡ぐカタリスト。ボランティアで「TEDカンファレンス」の日本オーディション、「Burning Japan」に従事するなど、西海岸文化事情にも詳しい。

有料メルマガ好評配信中

  初月無料お試し登録はこちらから  

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 尾原のアフターデジタル時代の成長論 』

【著者】 尾原和啓 【月額】 ¥550/月(税込) 初月無料 【発行周期】 毎週 月・木曜日 発行予定

 

print
いま読まれてます

  • パワハラ、セクハラで信頼を失ったUberが「再構築」できたワケ
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け