駅伝の青山学院が教えてくれた、日本経済がちっとも成長できない理由

Woman tying shoelaces. Preparing for running.
 

本文のなかから、さっそく気になったところを赤ペンチェックして行きましょう。

何かに真剣に向き合っている時、もっとも辛いのが「自分を信じられないこと」

本当の「挫折」を経験した人間は必ず、這い上がり、自分への信頼を厚くして次のステージへ上がります

「可愛い子には旅をさせよ」と言いますが、ここにおいての「旅」とは、未知の領域をもあえて挑戦させる、といった意味です

挫折とは「相当の努力」と「自分ではコントロールしえない外圧」、そして「未達成」の三つの要素がそろった逆境の経験

むしろ大切なのは、挫折の経験から、自分が勝てるフィールドを見つけ出すこと

成長につながる挫折を「経験」できるような選手になりなさい

本当の優秀さとは、社会を良くして、人のためとなるようなことを実行できるかどうか

また次に頑張れば良い、また次の機会を探そうと、自分の「核」を貫き通さない者に明日の未来はありません。思うようにできない、進めない中でも、覚悟を決め、挫折を経験した者だけに明日は開けるのです

整えられた情報を受け取っているだけでは、自分の「思い」が生まれにくい

努力は裏切りませんが、成果が現れるまでにはタイムラグがあります

言われたことを自分の言葉に置き換えて理解すること

人と違う努力の道筋を見つける

3カ条の行動指針

1.感動を人からもらうのではなく、感動を人に与えられる人になろう
2.今日のことは今日やろう。明日は明日やるべきことがある
3.人間の能力には大きな差はない。あるとすれば熱意の差だ

「『思い』のある努力をしなさい」

本書を読んで、なぜ日本経済が成長できないのか、その理由が精神的な部分にあるのではないかと思うようになりました。

人間が挫折から多くを学び、成長する生き物だということを考えると、この挫折に対する考え方は、成長を目指す方ならぜひ、知っておくべきでしょう。

選手たちが原監督から送られて励みになった言葉も紹介されており、こちらも心に火をつけてくれると思います。

新書サイズでさくっと読めるので、ぜひ読んでみてください。

image by: Shutterstock.com

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Amazon.co.j立ち上げに参画した元バイヤー、元読売新聞コラムニスト、元B11「ベストセラーBookV」レギュラーコメンテーター、元ラジオNIKKEIレギュラー。現在は、ビジネス書評家、著者、講演家、コンサルタントとして活動中の土井英司が、旬のビジネス書の儲かる「読みどころ」をピンポイント紹介。毎日発行、開始から既に4000号を超える殿堂入りメルマガです。テーマ:「出版/自分ブランド/独立・起業」

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【著者】 土井英司 【発行周期】 日刊

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