最後はプーチンが直接陣頭指揮か。総司令官交代劇に見る露の窮状

 

スバトボ・クレミンナ攻防戦

クレミンナの北と南と西の3方向から攻撃しているが、ロ軍もクレミンナ防衛に精鋭の空挺部隊を投入し、ベラルーシで長いこと訓練された400名の部隊を投入するようである。ロ軍精鋭部隊を大量投入して、死守するようである。

ウ軍機甲部隊が、気温が下がりやっと動ける状態になり、本格的な攻撃を開始できるようであり、進軍スピードが早くなる。

ロ軍に歩兵用対戦車ミサイルがないので、防衛戦は苦しいことになりそうで、地雷をどんどん仕掛ける方法での防衛維持になるようだ。

ウ軍は、スバトボへも一歩一歩前進しているが、こちらも機甲部隊が使えるようになったことで、進軍スピードが早くなる。

この地域は、マイナス20℃にもなり、凍りついた塹壕の中でロ軍兵がロ軍上層部に対する不満を訴えている。最前線部隊にも防寒服はなく、塹壕には暖房設備もない。

ヘルソン州・ザポリージャ州

ロ軍は、凍死多発が報じられた頃からロ兵を大きな建物に集結させた。その宿舎をウ軍のHIMARSで攻撃され続けている。パルチザンが、ロ軍兵の集結している建物を探して、ウ軍に報告している。

ベラルーシ国境

ウクライナ北西部のベラルーシ国境付近は、決壊した河川堤防、浸水した野原が数マイルにわたって見られる泥濘状態であり、ベラルーシ側からの攻撃は、当面困難なようである。もう1つが、地雷原もあり、地元民から集められたウ軍ボリーニ領土防衛旅団によって守られている。

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