“ひとり親”家庭の子供を見捨てるバカ親・岸田。10人に1人が「1日1食」という厳しい現実

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昨今大きな問題となっている、ひとり親家庭の経済的困窮。殊に学校給食がなくなってしまう夏休みは、1日3度の食事を摂れない子供の数が急増するのが現実です。今回の『きっこのメルマガ』では人気ブロガーのきっこさんが、アンケートでも明らかになっているそんな窮状を詳しく紹介。その上で、空腹に喘ぐ自国の子供たちを救おうともしない岸田政権を厳しく批判しています。

実体の見えない意味不明のお題目を連呼する岸田政権。目を向けるべき「貧困児童の夏休み」

東京に本部を置く認定NPO法人「しんぐるまざあず・ふぉーらむ」が、8月2~6日に実施した「ひとり親世帯」を対象にした生活実態アンケートによると、この夏休み中の子どもの食事回数について、「1日2食」との回答が全体の40.2%に上りました。これは、夏休みで学校給食がなくなるからです。ちなみに、「1日3食」は54.9%、「1日1食」は3.8%でした。

「電気代を節約するためエアコンの使用を控えようと思うか」という設問には、「思う」と「とても思う」が合計で82.4%となりました。また、1週間のお風呂やシャワーの回数については、「週4~6回」が24.1%、「週2~3回」が9.2%となり、この猛暑でも3世帯に1世帯は、毎日お風呂やシャワーを使っていないことが分かりました。そして、どうしてここまで節約しているのかについては、回答者全員の7月の収入の平均が「12万4,000円」という事実が物語っています。

住んでいる地域にもよりますが、1カ月の収入が「12万4,000円」で、ここから家賃を支払い、高騰し続ける光熱費を払ったら、そうとう厳しい状態になると思います。その上、食品や日用品も値上げラッシュが続いているのですから、食事の回数を減らしたり、エアコンの使用頻度やお風呂の回数を減らす世帯が多いのもうなずけます。

そして、ここでの落とし穴は、「1日2食」との回答が40.2%だったからと言って、これは単純に「ひとり親世帯の子どもの10人に4人が1日2食しか食べられない」ということではない、と言うことです。何故なら、これは「世帯」ごとのアンケートであり、子どもの数は「1世帯あたり最低1人」だからです。

あたしは週に1回、近所のお寺でやっている「子ども食堂」のお手伝いをしていますが、小学生のお姉ちゃんと保育園児の弟など、子どもを2人連れて来るシングルマザーがとても多いのです。こうした現状を踏まえると、「1日3食」と回答した54.9%の世帯の多くは「ひとりっ子」なので金銭的負担が少なく、「1日2食」と回答した40.2%の世帯の多くは「子どもが2人以上」なので金銭的負担が大きい、と推測することができます。

つまり、世帯数で言えば「10世帯のうち4世帯が1日2食」ということになりますが、子どもの数で言えば「10人に5人以上の過半数が1日2食」ということになります。また、「1日1食」と回答した3.8%の世帯が、さらに子どもの数が多い「3人以上」であったと仮定すれば、人数換算して「10人に1人が1日1食」となってしまうのです。

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