住民と管理組合に「深い溝」ができてしまうマンションが存在する理由

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マンション経営、管理についてさまざまな記事で紹介しているメルマガ『まんしょんオタクのマンションこぼれ話』の著者で一級建築士及びマンション管理士の廣田信子さんが、今回マンションコミュニティの今後についてのアンケート調査を行いました。その結果について詳しく紹介しています。マンション住まいのみなさん、「挨拶」ってどうしてますか?

マンションコミュニティの今後についてのアンケート結果報告

こんにちは!廣田信子です。

マンションコミュニティ研究会では、「マンションコミュニティの今後についてのWebアンケート調査」を行いました。

その趣旨とアンケートへのご協力のお願いは、下記で書きました。

マンションコミュニティの今後を考える

これをお読みになってアンケートにご協力下さった皆様には、心より感謝いたします。

その結果を発表しましたので、ご案内します。

マンションコミュニティの今後についてのアンケート調査報告書

アンケート結果では、「管理組合の情報を常にオープンにしていること」「総会にはかる議案について丁寧に説明をしていること」が合意形成にも影響を与えることが改めてはっきり分かりました。これもコミュニティの重要な役割です。

「理事が住民に挨拶する積極的なコミュニケーションをとっている」「これまでの理事にご苦労様の文化がある」は当研究会が扱ってきた事例の中で合意形成に重要な役割を果たすものだと思っていました。

これに対しても合意形成に大きく影響することが確認できました。

一方、「挨拶」については住民の入れ替わりと共に挨拶が普通でなくなることもあると改めて知りました。

理事の苦労を知っていて、それにご苦労様と思う文化は大切だと思います。

それを表すことで、次の理事もがんばろうという気持ちになるのです。

総会で退任した理事に花束贈呈をしたことで、タワーマンションの管理組合運営が円滑になったという話が印象に残っています。

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