別の企業にパクられてしまった、悲しき個性豊かな「オリジナルパン」たち

 

パン業界に限らず、食品や飲食店などでは、パクリは平然と行われています。

どうして、こんなことが許されているのでしょうか。

先端技術なら、いち早く特許を取得して、パクリを防止するのですが、食べものでは、手続きの面倒なことはやらないのが、普通のことなのでしょうか。

あまり訴訟にならないことを見込んで、大手メーカーが地方メーカーのアイデアをパクっているのではないか、という事例は多く見られます。

札幌にあるパン屋さんが生み出した「ちくわパン」という商品は、大手メーカー2社がパクっています。

滋賀のパン屋さんが生み出した「サラダパン」は、名前を変えて、他県のメーカーがパクっています。

ヤマザキの「スペシャルサンド」は、同じく滋賀のパン屋さんに、見ためのそっくりなものがあります。

どちらが先なのかはわかりませんが、一方がパクっているということになります。

小さなメーカーが生き残りを掛けて考えた商品を大手がパクっているなら、それは許されることなのでしょうか。

特許がないから構わない、で済まされることではありません。

独自性のあるものを生み出すのは簡単ではありませんが、そのままパクってしまうのは、やめて欲しいものです。

一部をマネしたとしても、メーカーの意地を見せるべきです。

長年パンを作り続けてきた職人のオリジナリティをつけ加えて欲しいと思います。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 佐藤きよあき(繁盛戦略コンサルタント) 【発行周期】 週刊

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