ただのノウハウ本じゃない。起業した社長が必ず見る「痛い目」を教えよう

 

さっそく本文のなかから、気になった部分を赤ペンチェックしてみましょう。

ミラクルを起こせた理由の一つは、「次の打開策を考えて行動し続けた」から

創業時に自転車操業に陥らないためにも、「今どれだけお金を使っていて」「これから何にどれだけお金を使いそうか」といった視点で、先々の見通しを立てることが必要です。今を見るのではなく、少し先の未来を見てカネをマネジメントすること。先を見る期間は長いに越したことはないですが、理想を言えば短くてもまずは1年以上、少なくとも6カ月先まで見越して手を打ちたいところです

持続することばかり考えると、何もチャレンジできなくなってしまう

「キャッシュがない!」が起こる理由

・帳簿上に売上や費用が計上されるタイミングと、実際に入金されるタイミングが異なるため

・機械や設備の「減価償却費」(中略)お金をいっぱい使ったのに、なぜか利益だけが残って、さらに税金も支払う必要があり、資金繰りが大変

エクイティは投資家選びを間違えると痛い目にあう

給料日や支払い日とは本来、社長にとって最も感謝すべき瞬間

社長は自分と同じぐらいコミットすることを社員に求めてしまいがち。それゆえに、社員がついてこれなくなり離職するケースも、よく見られます

社長の悪口を言う幹部を入れると、組織は崩壊する

「肩書き」にこだわる人は要注意

自分と異なる「勝ちパターン」を持つ人を採用する

会社が一定規模になったら、「給料のものさし」をつくる

独りよがりにつくらず、ユーザーの反応を見ながらつくる

お客様が欲しいと思うサービスやプロダクトかどうかは、次の三つの要素でチェックできる

・課題(ニーズやペイン)

・提供価値(競合との違い)

・価格(ビジネスモデル)

ピボットのポイントは、顧客、課題、提供価値のうち一つだけを変えること

単にノウハウを羅列するのではなく、ほぼ100%起業家が経験し、痛い目を見るポイントを解説しているため、納得度が違います。

転ばぬ先の杖として、ぜひ、読んでみてください。

全起業家必読の一冊です。

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Amazon.co.j立ち上げに参画した元バイヤー、元読売新聞コラムニスト、元B11「ベストセラーBookV」レギュラーコメンテーター、元ラジオNIKKEIレギュラー。現在は、ビジネス書評家、著者、講演家、コンサルタントとして活動中の土井英司が、旬のビジネス書の儲かる「読みどころ」をピンポイント紹介。毎日発行、開始から既に4000号を超える殿堂入りメルマガです。テーマ:「出版/自分ブランド/独立・起業」

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【著者】 土井英司 【発行周期】 日刊

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