竹田恒泰が「天皇の実父」になる日
それでもし結局男子が生まれなかったら、これまでの皇室は完全に終わってしまう。 その次は「皇族数確保」のための皇室典範改正によって旧宮家系から皇族となった、元一般国民が天皇になってしまうのだ。
その場合、一昨年誕生した竹田恒泰の息子が天皇になるということも、十分あり得る。
あの竹田恒泰の子が、天皇になってしまうのだ! そうなれば竹田恒泰が「天皇の実父」となり、ほとんど「上皇」みたいな存在になってしまう。
そのまま時代が過ぎていけば、もともとの皇族はどんどん世を去っていき、代わりに竹田だか賀陽だか東久邇だか知らないが、一般国民だった男がどんどん皇族になっていって、入れ替わってしまう。
そしていずれは、皇室にはもともと国民だった天皇・皇族しかいなくなる!! これはもう、完全なる皇室の「乗っ取り」である。
これこそが「皇位簒奪」であり、これこそが日本史上に一度も起こらなかった「革命」になるのである!!
こんなことが起きたら天皇の終わりであり、日本の終わりである!
これは新たな「身分制度」だ
今の皇族がどんどん消えていき、旧宮家系の国民がどんどん皇族になって、そこから天皇が出てきても、その男に敬意を払うなんてできるわけがない。
あくまでも「旧宮家系」は、我々と全く同じ一般国民である。 79年も前に皇族から一般国民になった「旧宮家」系の家に生まれたというだけであって、当人は生まれてこの方1分1秒も、皇族だったことはない。
それなのに、一般国民の中から「旧宮家系」だけが皇族になり、天皇にまでなるというのだから、これは国民の中に新たな「身分制度」ができるということに他ならない!
かつて竹田恒泰はわしに「小林さんと私は身分は同じだが、血統が違う!」と言い放ったことがある。
この言葉の真意を推測するなら、「小林さんと私は、(今は)身分は同じだが、血統が違う!(だから将来は違う身分にもなりうる!)」ということだったのではないか。
実際、いまや国会は新たな身分制度を作ろうとしており、それによって竹田恒泰が「天皇の実父」になる可能性まで生まれつつある。
しかもその法改正を推進しようとする国会議員の多くは、竹田恒泰を講師に呼んでレクチャーを受けたりした連中なのだ。
「旧宮家系養子案」は「新・身分制度」である! これをまだ、どこのメディアも言論人も指摘していないのだが、これこそが大問題である。
わしはこれを最大限に強調しておきたい。 いま、日本に新たな身分制度がつくられようとしている!! このような事態を防ぐために、憲法14条で「門地による差別」が禁じられているのだ。
憲法第14条1項は「すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない」と定めており、さらに2項には「華族その他の貴族の制度は、これを認めない」とある。
この意味をしっかり考えている人がいないのは問題だ。 門地とは「家柄」のことである。
全国民の中からある家柄の者だけを特別待遇して、皇族になれるという扱いをすることは憲法14条1項が禁じている。
そして、そんなことをやったら「華族その他の貴族の制度」をつくったことになり、2項にも違反する。
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