●ケース1:子供が食べ物の好き嫌いをする
ピーマンが嫌いな子供、しいたけが嫌いな子供、トマトが嫌いな子供。
食べ物の好き嫌いは、程度の大小はあったとしても、人それぞれ何かしらの好みはあるでしょう。
あるいは、アレルギーで食べられない食べ物もあります。
うちの子は、せっかく作ったごはんを食べてくれない…。
栄養があるものを食べてほしいけど、残してしまう…。
お弁当を作ったのに、残して帰ってきた…。
そんなことって、ありませんか。
おいしくなかったかなと悲観的になるかもしれないし、このままずっと嫌いなものを食べてくれなかったらどうしよう、なんて悩んだりするかもしれません。
そして、ムリやり食べさせようとして、子供がますます嫌がってしまって、子供とケンカになることもあるかもしれません。
そういう時は、リフレーミングをしてみましょう。
「どんな嫌いな食べ物でも食べなくてはいけない」という枠組みをいったん外してみることです。
やってほしいのに子供がしてくれないことに目を向けるのではなく、子供がしてくれたことにまず目を向けてみましょう。
「つくったごはんを食べてくれて、ありがとう!」
「いっぱい食べてくれて、うれしいな!」
「食べてくれる姿をみるのが、楽しみ!」
そんな言葉をお子さんにかけてみてはいかがでしょうか。
食べることで感謝の言葉をかけられたら、嫌いなものでも食べられるのなら挑戦してみようかな、と子供が思ってくれることを願います。
例えば、子供が風邪で体調を崩して、食欲がわかなくなって、ごはんが食べられなくなったとき、栄養がとれなくなるのを心配して、ちょっとでも食べてくれたら安心しますよね。
あの時の気持ちを、普段からも思い出して、食べてくれることに感謝をしながら、ありがたいという気持ちをお子さんにも普段伝えてみる。
子供としては、ごはんを作ってくれて、毎日のごはんを用意してくれること自体がありがたいのに、さらに食べることまで感謝してくれるなんて・・・という気持ちになるかもしれません。
手料理を誰かにふるまうとき、お店に誰かを連れていくとき、美味しそうに食べてくれたら、ほっとします。
食べてくれて、ありがとう、って思います。
そんな何気ない感謝の気持ちを、日々伝えられるといいですね。