説得が必要な顧客は「捨てろ」。成績の良い営業マンは知っている

 

このことによって、どうなったかというと、単に会いたいというだけではなく、仕事の依頼を前提にして会う人がどんな人かということが見えてくるようになりました。また、会いたいと仰ってくださる方のほとんどが、このメールマガジンや今では著書の読者になっていきました。なので、同じ「会いたい」でも全く違う質のものとなり、仕事の依頼やビジネスで繋がっていただけるようになったのです。

また、こんなこともありました。

光栄なことに私自身のことを紹介下さる機会が時々ありますが、その紹介された方と名刺交換をして一通りお話をした最後に…「また何かありましたら、ご連絡します」「機会があれば、お願いします」というような言葉を言われることがあります。

ですが、90%以上の確率で次の機会もなければ、何かもないので、連絡もありません。連絡を取り合うことが全くないのです。

だからといって、そうした方達を振り向かせるのではなく、振り向いたときには、時すでに遅しですよ、というくらいになるように研磨しないといけないな、というモチベショーンに変えていきました。

このことによって、お付き合いくださっているクライアント達への情報やコンサルティングの質をさらに高められるようになっていき、それに伴いクライアントの結果にも結びついていきました。

ということで、対等の関係を築き、維持していけるという真の顧客に出会うには、見極めることがかなり重要になってきます。その見極めにおいて有効なのが、「一定の基準を持ってお客を捨てる」ということです。

具体的には、売上の為にお客様を追い掛け回さない、見込み客だからといって簡単に会いに行かない、奨めない、顧客のわがままを全て受け入れない、無料や割引キャンペーン時のみにやってくるお客は相手にしない。

そんなことが必要なのです。

それが解ってくると、顧客への対応、サービスの質、その他諸々、本当にすべきことが見えてきます。それに伴い結果もついてきます。

今日のまとめ

『説得しなくてはならないお客は捨てる』

・自社、自店の中で付き合いたくない顧客像をまとめる。
・まとめたものから付き合わないためのルールを作る。
・上記2点により、空いた時間・余った力などをどこに注ぎ込むか? みんなで話し合いまとめる。

image by: Shutterstock

 

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