本や音楽は「ごった煮ビュッフェ」時代へ。それでもコレなら選ばれる

 

例えば、飲食店が参加する野外イベントなんかでも、飲食店がその都度一皿ずつ売るのでははなく、そのイベントの入場チケットさえ買えばどの店でもどれだけ食べても食べ放題、なんていう形式の企画もだんだん増えています。

商店街全体の共通割引チケットなどがありますが、それと同じように、一括のプリペイドチケットとか参加チケットを事前に買って、どの店に行ってもそれと引き換えに商品を受け取ることができる、なんていう形式も一般的になるかもしれません。

メーカーでも、作っている製品が知らないところで福袋の中に他社製品と一緒に混ぜられていたり、抱き合わせになっていたりするケースもよくあります。

もう、どんどん世の中が、「ごった煮のビュッフェスタイルが当たり前になってきて、たくさんの品数の一つとして使われるだけ、というのが普通の時代になるでしょう。

結局、商品の単価の意味がそれほど大きくなくなってくるということです。

単価は、必要経費に利益を上乗せして算出しますが、「だから単価はいくらです」ということはもう他社にとってはどうでもいいことになってきて、「全部セットにしていくら」という一要素にしかならない、ということになります。

そんな時代には、単価の意味はそれほどなくなり、単価とはまた別の価値が重要になっていきます。

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