【京都】平安時代へ時間旅行。都の秋を彩る「時代祭」の歩き方

 

平安神宮

1895年、平安遷都1,100年を記念し創建された平安神宮は、平安京最初の天皇・桓武天皇と京都最後の天皇・孝明天皇を祀っています。社殿は、平安京の正庁・朝堂院ちょうどういんの8分の5の大きさの建物を再現しています。大極殿の前には、京都御所と同様に左近の桜と右近の橘が植えられています。桜の名所として有名な神苑は7代目小川治兵衛の作庭で、4月には毎年「平安神宮紅しだれ桜コンサート」が行われています(これは個人的には特にお勧めのイベントなので是非鑑賞してみて下さい)。南神苑には、かつて京都を走っていた路面電車が展示されています。毎年、2月3日節分祭6月1日~6月2日には京都薪能が行われます。

平安神宮はなんといっても桜の名所です。広大な神苑は回遊式になっていて約300本の桜を楽しめる桜ノ苑はとても見ごたえがあります。紅しだれ桜が並ぶ華やかな雰囲気に京都らしい光景を堪能することが出来ます。平安神宮神苑は、4月中旬に見頃を迎える紅しだれ桜の名所です。池泉回遊式庭園は琵琶湖疎水の水を引き入れたものです。明治初期に造園業植治うえじ)」7代目の作庭家小川治兵衛が20年かけて築いた晩年の最高傑作です。東京遷都で荒廃しかけた京都に活気を取り戻すために建立された平安神宮にしだれ桜を植え、華やかな命を注ぎ見る者を圧倒しました。「植治」は現在も東山の地で11代目が当主としてその技を引き継いでいます。

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