母語話者はすごいな…と思うのは、こうした微妙なニュアンスを感じて、自然と使い分けていることです。
今回取り上げた「押し迫る」も「押し詰まる」も、「押す」という動詞に「迫る」や「詰まる」という別の動詞がくっついたものです。こういうのを「複合動詞」と言いますが、二つの動詞がくっつくことで、意味やイメージが広がります。
こうした複合動詞の使い分けに少し気を配ることで、文章表現がより正確に、より細やかになって、自分の言いたいことが相手にちゃんと伝わるようになります。
身の回りの複合動詞、ちょっと見渡してみませんか?
※「見渡す」も、「見る」だけじゃなくて「渡す」で、「ぐるっと端から端まであたり一帯全部を」というイメージが付いていますね。
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