冬の京都は「美」が研ぎ澄まされる。寒空の古都で楽しむ和の世界

 

高台寺 夜咄(よばなし)

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image by: 京都フリー写真素材

冬の期間限定と言えば、高台寺の夜咄などはいかがでしょうか? 夜咄はろうそくの灯りの中で楽しむ夜のお茶会です。お寺でのお茶会はちょっと敷居が高く感じますよね~? でも高台寺の夜咄はお茶の作法を知らなくても気軽に参加できます。そして夜の高台寺を特別に拝観できて夕食もついているんです。

一通りお薄をいただいた後、明かりがつけられ亭主より道具などのお話があり、道具の拝見があります。月明かりの下、境内の説明を聞きながら庭を拝観させて頂けます。月の明かりで庭が煌々と照らされる中、空気がピーンと張り詰めた感じがあり、秋のライトアップとは違った趣があります(この時期のライトアップはありません)。

例年1月中旬から3月の初旬の金・土・日曜日に開催されていますので是非一度参加してみて下さい。参加にはあらかじめ予約が必要で、料金は拝観料・茶席・軽い食事・喫茶込みで6,000円となっています。夕方5時から6時ぐらいから約3時間楽しむことが出来ますよ。詳しくは高台寺ホームページでご確認下さい。

東山花灯路

3月には東山花灯路が開催されます。花灯路は12月にも嵐山で行われますが、3月は例年東山で開催されます。

簡単に言ってしまうとライトアップです。京都らしい街並みや佇まいを光で照らしたり、灯したりして京都らしい雰囲気が感じられる演出です。京都を代表する寺社や、歴史的建造物、街並みなどをあたたかみのある灯篭や行灯で照らし、独特の雰囲気を醸し出しています。

冬の服装のポイント

三方を山に囲まれた京都は冷たい空気が盆地にたまって「底冷え」と呼ばれる寒さになります。特に足元が冷えないような服装を選びましょう。お寺を拝観する時に靴を脱ぐこともよくありますよね。板張りの床はとても冷たいので靴下は厚手のものや重ね履きするなどした方がいいです。

色々見て周って歩くことが多いので上着は脱いだり着たりしやすいものを何枚も重ね着して調整するといいかも知れません。ちなみに、私の真冬の京都に欠かせないアイテムは手袋耳あてネックウォーマーレッグウォーマーです。どれも小物で取り外し可能なものばかりで調節しています。

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