仏像はその姿形を見ると造られた時代背景が読み取れます。もちろん仏師の作風によっても異なります。平安時代の定朝(じょうちょう)と鎌倉時代の運慶や快慶の作風にも時代の違い以上のものを感じるものです。
文明が発展し、これほど近代化した社会にあっても尚、おびただしい数の仏像が大切に保存されています。日本人の心のよりどころとして、大切に受け継がれてきた偶像崇拝の歴史を今に伝えています。
始めは怖いイメージがありましたが、色々な姿をした仏像を見るにつれ、いにしえの人々の苦悩や救済の想いが伺えます。平和な現代の日本に生まれただけでもとても恵まれていることを改めて感じずにはいられません。
いかがでしたか? 京都は日本人の知識と教養の宝庫です。これからもそのほんの一部でも皆さまにお伝え出来ればと思っています。
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