先日、講演に伺った学校の校長先生はこの会見についていきどおっておりました。
「まだ、こんなことをしているとは信じられません。確かに昔はこのようなところがありましたが、今の時代、こんな対応はどこでもしませんよ」
同じ、教員としての恥ずかしさや怒りが込められた言葉だったように思います。学校は今、いじめの事実に正直に向き合う姿勢を有しているかどうかが、問われています。
冒頭の「過労死レベル」の残業に追われている先生たちの「教師は忙しい」「教師は残業代もつかずに頑張ってるんだ」という言葉は理解はできます。でもそれは、いじめや不登校の前では、理由になりません。「忙しくて子供を見れない」のであれば、子供を見られるようにしなくてはならないのです。
文科省、教育委員会が一丸となって教師の業務時間の改善と教師の意識改革に、早急に手を付けなくてはなりません。いつまでもほっておくべき問題では、絶対にありません。
5月、子供たちのトラブルが起きやすい季節です。よくお子さんの言動や行動を見守ってあげていただきたいと思います。何か、気になることがございましたら、ご遠慮無くご相談ください。
一般財団法人 いじめから子供を守ろうネットワーク
代表 井澤一明
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