愚痴で終わるか、学びにするか。失敗を職場全体の財産にする方法

 

失敗したことを愚痴としてだけで終れば、それは1日の成果、遣り甲斐なんてものにはなりません。次の日も、また次の日も同じことを繰り返すだけで、成長にも繋がらないのは目に見えています。そして、言い訳だけがドンドンと上手くなっていきます。

失敗から得るものがあるというのは、その日に失敗したことをアウトプットし、その日の内に見直し、改善策、対応策を練り、次の日に備えることなのです。そして、それを1人の失敗例だけでなく、複数の失敗例を共有すれば、それだけ多くのパターンを知ることができ、それぞれに備える武器を手に入れることが出来るのです。

たとえば、先ほどの例から門前払いのくだり…でいくと、「挨拶の仕方については、相手に対して好感を持たすまでとはいかなくても、最低限嫌われない挨拶が出来ているかどうか? 出来ていないのであれば、練習をする必要がある」ということが分かるので、他の2人も一緒になって練習すればいいのです。それが学びです

訪問趣旨の説明については、

  • 自分(自社)の都合だけで訪問しているというような説明になっていないか?
  • 相手への配慮、メリットなど全てが明確且つ簡潔に分かり易く伝えられているか?
  • そうなっていないのなら、文言を作り直すし、それを簡潔に述べられるように練習する必要がある

ということが分かるので、他の2人も一緒になって練習すればいいのです。それが学びです。

さらに、断り文句が、「今、忙しいからいいや。帰って」と言われたとすれば、その反応に対して、どのように返していけば次に繋がる可能性が少しでも上がるのか? を考える必要があるので、その応対についての三者三様に考え互いに発表しあい、そのような場面でも応対できるように練習する必要がある、ということが分かるので練習すればいいのです。それが学びです。

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