Aくんはネットで手軽に入る情報と感想を発表し、Bくんはデータ+データに伴った分析を発表したのです。
当然、お店の人に尋ねたわけでもないので、Bくんの情報は信憑性に欠けるところもありますが、それでもAくんの発表よりBくんの発表のほうが、ずっと価値ある情報になります。
同じ時間帯、同じ場所で目にしたり耳にしたりするだけでも、情報収集のアンテナの感度によって、伝える情報の質も変わってくるのです。
誰もが同じ所で同じものを見ている。だけど、他人とは違った視点で情報を捉え、それを伝えることのできる人というのは、マーケティングのセンスがあるといえます。
なんてことを云うと、「結局、マーケティングにはセンスが要るのか」とネガティブに思う人もいるかも知れませんが、元々センスのある無しには関係ありません。感性を磨くことは誰にでも出来ますから。
ではどうやって日々感性を磨くのかというと、目に見えたり耳に入ってくる情報の表面だけを捉えるのではなく、角度をちょっと代えてみたり、全体像を客観視したり、自分だったらこうするなど、いろいろと想像力なども働かせながら感じてみることです。
端的にいうと、「知り得た情報を価値あるものとして他人に伝えるにはどうすればいいか?」を意識しながら収集することです。
要はアウトプットするためにインプットするということを意識することです。
それが「情報のアンテナを張る」ということです。
こうしたアンテナを張りながら日々仕事に励むかどうかで、その人自身の成長度合いも大きく変わってきます。
特に営業マンの場合、プレゼン能力が断然違ってきます。
感想や誰でも手に入る情報ではなく、自分が発信すべく価値ある情報を収集するには、どのような訓練が必要ですか? また日頃からどのような工夫ができますか?
今日のまとめ
『情報のアンテナを張り感度を高める』
・感想と情報提供の違いをハッキリと区別し、本文にあるような「お店の観察」や「工場見学」など実際に観察体験に出かけ、情報収集してみる。
・上記で得たことを社内で発表してみる。
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