使えねぇと言われないために。「家事」が子供のジアタマを鍛える

 

閑話休題。

で、配膳。これが良いのは、直後に食事をするという行為が控えていることです。この食事のときに誰が何をいつもどういうふうに食べているのかを予測して準備する必要があるんです。しかもその結果ががすぐに解る( ̄∇ ̄)わけです。配膳が不首尾だと、いちいち立って必要なものを取りに行かないとならないですから。

  • 醤油がない
  • 刺身用の小皿がない
  • お手ふきがない
  • レンゲがない
  • 食後のお茶用の湯飲みがでていない
  • デザート用の小さいフォークがない

…よくありますよね。こういうこと。いや、あっちゃいけないんだけども(^Д^)。これらはいつも食事をしていて観察していれば、すぐに思いつくはずのことです。ところが子供にやらせてみると出来ない(><。んですよねえ、コレが。いや、ほんとに。

ほんの数十分後のことが予測出来ないんです。ま、前提として観察していないというのもありますが、観察が必要な配膳はむしろずっと高度で、そのレベルなら問題ないくらいです。刺身だって言っているのに、醤油もわさびも出さないのはヘンでしょ。

配膳は、この原因(醤油を出していない)とその結果(刺身を食べられず醤油を取りに立つ)が、ハッキリとしかも短時間で結びついていることです。

他の家事、たとえば洗濯物をたたむなどは、こうハッキリとは結びつきません。靴下をバラバラにしたままだと後で履くときに困る…けど、その結果は早くて翌日、遅いと数日後ですよね。もう覚えちゃいませんよ、そんなこと(^Д^)。それじゃ効果が薄いんですよ。

これを毎日繰り返しているとだんだん予測がつくようになるんです。ま、数十分くらいの未来のことですけどね。そして、そのうちには、数時間後数日後数ヶ月後が徐々に予測出来るようになるんです。

お子さんのいる家庭では、是非家事手伝いを。特に配膳を担当させてみてください。ジアタマが良くなりますよ。

image by: Shutterstock.com

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食べるのは大好きだけど、作るのは超苦手。棚拭きとアイロンがけが何より嫌い。そんな家事オンチだった私がソレナリに家事をこなせるようになったワケ。家事全体を見渡して、最小の手間で最大のリターンを得る、具体的なシステムをお知らせするメールマガジンです。

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【著者】 真井花(まないはな) 【発行周期】 週3回(月水金)刊

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