そこでオススメなのが、所属するグループを複数持つことです。つまり
・学校外のグループに参加する
ことです。これは、学校外のグループに参加することでその子にとっての
・学校の比重を相対的に低く
しようとするものです。子供にとって学校とは、生活の全てです。それは大人が考える以上に圧倒的な存在感を持っているわけです。別の言葉でいえば、生活全体での
・比重が高すぎる(;。;)
んですよ。というか、高いとか低いとかじゃなくほとんど
・唯一
で、比較さえできない状態が多いんじゃないでしょうか。逆に言えば、学校を『唯一』の地位から引きずり下ろすことができたら、学校内での出来事や価値観を相対化することができるのではないかと思うんです。
学校が人生のすべてのような状態では、そこでの窒息感は文字通り窒息をもたらしてしまいます。
ところが、学校以外に別の所属グループがあると、学校の比重はちょっとは低くなりますよね? つまり、人間関係もつまづきもそれだけ軽くなるわけです。
つまり、学校での人間関係や生活がキツくても、他の場所で自由でノビノビ振る舞えるなら、『死ぬほどイヤ』まで思い詰めずに済むのではないかと思うのです。いわゆる、息抜きの場所を作るということですね。
こういう目的ですから、可能なら
・場所・コト・人が学校と似ていないグループ
の方がより息抜きしやすいでしょう。
子供の場合、行動範囲の中心にあるのは、学校なので学校外に出ても学校の友人や評価から離れられないものです。もっと言えば、学校で虐められているような子は、近所の塾などでもその過酷な人間関係から逃れられずにいるのです。