誰もがあなたに話したくなる。「傾聴」がうまくいく10のポイント

 

「理解のためのフィードバックを行う(相手の言ったことを繰り返す)」

相手の話を聴いて、理解した、分かったつもりでいたけれど、実は分かっていなかった間違っていた、という経験はありませんか。反対に、自分の話が相手に伝わっていなくて、相手が理解していなかった、という経験もあるかもしれません。

こういったことを防ぐためにも、相手に対して「あなたの話を聴いているよ、理解しているよ」というサインを示すことが必要になりますね。例えば、「好きな食べ物は何ですか?」と訊いて、「リンゴが好きです」と相手が答えたら、「リンゴが好きなんですね」というように、相手の言葉をオウム返しで返すことも相手の話を理解していることを示すことになります。

また、相手の発した言葉を直接返すだけでなく、相手の話す内容を要約して相手に返すことも相手の話を理解していることを表すことになります。

「相手に充分な関心を持つ」「相手の話に集中する」

この2つのポイントは連動しているように思います。相手に対して関心を持っていれば、相手の話を集中して聴くことができるでしょうし、逆に、関心がなければ、相手の話を集中して聴くのは難しいですね。

相手の話の内容そのものに関心を持つというよりも、「この人は、どんな考え、意見があるのだろうか、どんなことに興味、関心があるのだろうか」などと、目の前の相手自身に関心を持つことがその人の話を集中して聴くことにもつながってくるのではないでしょうか。

「相手の話が理解できない時は、率直に聴き返す」

例えば、仕事において、上司や先輩などの相手の話に対する理解を曖昧なままでその後間違いやミスにつながったということはありませんか。

このポイントは、上記の「理解のためのフィードバックを行う」にも通じますが、聴き手は、理解できないところ疑問が残るところなどは素直に訊くことが必要ですし、話し手も、「なぜ理解できないんだ!分からないんだ!」と突き放すのではなく、その質問に対しては、真摯に答えることが重要だと言えますね。

「感謝の気持ちで別れる」

相手の話を傾聴するのに、「感謝して別れる」というのは、イメージしにくいかもしれませんね。このポイントは、相手に対して「話を聴かせてくれてありがとうというような言葉をかけたり握手するなどの態度で示すことです。

相手が話してくれることを当たり前だと思わずに、「話してくれてありがとう」という姿勢を持つことによって、相手も「また話してみよう」という気持ちになってくれると思います。

これからは、あらゆる場面において、ますますコミュニケーション力が求められてくるでしょう。

コミュニケーションというと、話すことに焦点が当たりがちだと思いますが、相手の話を聴く傾聴することも、コミュニケーションを円滑にしていく上で、とても大切になってくるのではないでしょうか。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 いしまるとものぶ 【発行周期】 週刊

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