なぜ、国民年金は「目の敵」にされるのか。歴史でわかる理不尽さ

 

自然承認される前に国会では安保阻止のために30万人もの人が国会を包囲して警官隊と衝突するという大混乱の中でした。なぜそんな大規模な闘争があったかというと、アメリカをこのまま日本においてたら戦争に巻き込まれるのではないかという不安を国民が抱いたからです。

とはいえ、国民は日米安全保障条約の事は正直よくわかっていなかったと思います。大体、何かの反対運動って「意味はよく分からんけど反対だー!ゆるさーん!」って盛り上がりますよね。だけど自民党が強行採決をした事で、民主主義の危機を感じて国民の不安意識に火が付いた。国会を包囲して新安保阻止しようとしたとはいえ、もうこの時は衆議院の優越っていうのがあって衆議院で決まっちゃった事はもう30日経てば自動で法律は成立という状態だったんですね。

ところで戦後の新憲法(昭和21年11月3日公布の昭和22年5月3日施行)により、憲法9条にて日本は戦力を持たないという事になりましたよね。憲法9条のおかげで日本は戦争から守られているんだ!というような感じになってますが、もし日本が戦後のアメリカの占領時から独立時に独立だけだったら日本は無防備な丸裸状態のままでした。

そうなると当時の旧ソ連(今のロシア)、モンゴル、中国、北朝鮮とか東アジア全体が急速な勢いで共産主義化(当時の共産主義って人間が持ってる財産をすべて国有化して皆平等の世界にして、しかもそれは君主や資本家を徹底的に粛清するという暴力的なものだった)が進んでる中では日本もきっと巻き込まれていたでしょうね。

今は北朝鮮の動向が多いですが、ソ連と中国の昭和時代の歴史はホント酷かったですからね^^;知ってる人は知ってると思いますが、昭和41年から始まった中国の「文化大革命で中国の文化財や知識人が徹底的に破壊し尽くされてしまいましたからね。中国って国はそういう負の歴史は隠そうとする。どちらの国も何千万人という人が犠牲になったといわれます。独裁政権の恐ろしさというか。

特にソ連は日本にとっては危険な国だったから、戦力を持たなくなった日本がその共産主義化の脅威から守るためにも日米安全保障条約を結んで資本主義のアメリカ側に付く事で平和が守られてきた。日本の平和が維持されてきたのは憲法9条のおかげなんかじゃなく、僕は日米安全保障条約があったからだと思ってます。戦後長く続いた東側の共産主義国のソ連(1991年に消滅)と西側の資本主義国のアメリカの東西冷戦でソ連の敵だったアメリカが日本と同盟を結んでいたからソ連は日本に手出しができなかった

アメリカとソ連は核保有国で実際の戦争は出来ずに睨み合い続ける冷たい戦争だったけど(一旦、核戦争になったら人類滅亡するから)、この東西冷戦のせいで第二次世界大戦後も東側の国と西側陣営の国が火花を上げる戦争をした。

あ!スミマセン話が飛びすぎましたね(笑)。

あまりこういう政治や歴史的な話は僕は好きではないですが、こういう雑談は単なる僕個人の意見として聞いてもらえたらなと思います^^;あくまで年金が作られた時代の背景を掴んでほしいだけなので。

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