米企業は借金まみれ。2019年の世界経済を大胆予測する座談会

 

T:株価はどうなりますか?

F:日銀の買い支えがあり、そこまで大きくは下がらないとは思う。しかし、当分は下げ基調になるはず。エリオット波動の下げABC波になっているし、当分続く。日銀の介入があるので、それほどには下がらない。8月までは難しい局面になる。しかし、米国の経済指標で、景気後退が明らかになると、FRBは利下げや量的緩和を行う可能性があり、流動性相場に戻り、米国は一息つくかもしれない。日本も米国の株価に連動して動くので、そこで一息つくかもしれない。景気の底は2020年になる。今年は、その前哨戦の年という位置づけ。

T:日本の政治経済はどうなりますか?

F:アベノミクスの失敗が明確化する。世界的な景気後退で、不動産価格や株価は下がり、円高になり訪日観光客は減り、輸出も減り、経常収支は大幅な赤字になる。このため、一転して円安になり、輸入価格が上昇してインフレになる。景気後退局面でのインフレとなり、スタグフレーションとなる。法人税も減り税収も大幅に減ることで、予算の赤字幅は拡大して、国債の発行量が増えることになる。

円高時、国債の金利もマイナスになるため、日銀は手持ち10年国債を売却して、10年国債金利を1%にする必要がある。そうしないと、地方銀行の経営が危機的になる。矛盾するが、日銀は資産の縮小をすることになる。しかし、含み損を避けるために、日銀はETFを買増すことが必要である。日本の統制経済化が必要になるし、アクロバット的な金融政策や財政政策が必要になる。しかし、はっきり言って、政府の経済運営で景気が好転することはない

このようなことが続き、消費税増税は無理だと思うし、参議院選挙も勝つのが難しくなる。この状況が2020年まで続くと見る。

T:ロシアや中国は、どうなるのですか?

F:ロシアや中国の勢力範囲が拡大するので、世界は中露優勢のように見える。日月神示でもそう言っている。ロシアは中東の地域覇権を取り、ルーブルを基軸通貨にしたいようであるが、それはできない。中国も援助で各地の港を取るが、それだけでは海洋国家にはなれない。

米国は自国主義で、自国の防衛以外の地域に関心がない。このため、多くの国が中露の方向に向く

T:相当な変化の年になるようですね。参考になりました。

image by: Sakarin Sawasdinaka, shhutterstock.com

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