書店を見回すと、全米でブームとなったコンマリさんをはじめ、さまざまな片付け本が出版されています。それらの中で「捨てる」ことが大事にされてはいますが、捨てるのもけっこうなストレスが伴うものですよね。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』に記されているのは、著者の真井花さんからの、片付けの基本中の基本、ゴミ捨てをクセ付けしてしまおうという提案です。
ゴミ捨てクセ
さて、本日は捨てるもののお話。
ワタクシ、なぜか最近
- 不要品の処分
に励んでいます(*^^)v
- 首回りがユルノビしてきたカットソー
- ゴワゴワしてきたタオル
- サイズのビミョーなプラ鉢
- フタの壊れたタッパ
- 旅行先のチケットやパンフ
- 存在を完全に忘れていた古いサンダル
などなど。なんだかターボがかかっているんですよ。その割に我が家がスッキリ片付いた感がないのは、なぜなのかしら。それだけモノに囲まれて過ごしているからかもしれませんね。
コンマリさんの登場から片付けがブームになって数年。片付け流派(?)がたくさん出て来ましたね。どの流派を好むかに拘わらず、片付けの初手は
- ゴミを捨てること
です( ̄∇ ̄)。ゴミって、あのゴミですよ。ゴミ箱に入っているあのゴミです。散らかっている、片付いていないと嘆く方の大半は、整然とした中にセンスの光るインテリアの部屋…みたいなのを妄想していますが。
が!それは遠い目標としてとっておきましょう。いきなりそんな部屋にはなりません(キッパリ)。その妄想にはいろいろなバリエーションがありますが、もっと足下に共通するのが
- ゴミを捨てること
です。散らかっている部屋、片付いていないと感じる空間には
- 100パーセント例外なく
ゴミがあるものなんです。ちなみに、ここで言うゴミとは
- 捨てるかどうか判断する(迷う)時間が全くないモノ
のことです。片付けや断捨離では、ある基準によってモノを処分するかどうか判断しますね。これは逆に言えば、
- 見ただけでは分からないモノ
が対象だということです。ゴミかどうか、基準によって判断されるまで分からないもののことです。ところが、この基準を当てはめてなにかを処分するかどうかを判断するのは、言われているほど簡単じゃないんですよね。なので、ここではこうした「見ただけでは分からないモノ」はゴミに含みません。誰が見てもいつ見ても、はっきり明らかにゴミだと分かるもののみです。
- そんなの、たくさんあるわけないじゃない…
と思います?それがそうでもないんですよ。多くの場合、モノを捨てることには心理的な苦痛が伴います。なのでモノを捨てることは
- 先送りしがち
なんですよ。だから、改めて「コレは?」と尋ねられればゴミとしか答えようのないモノがいつの間にか溜まるんです。
そして、モノの処分には慣性の法則とも言うべきモノ(?)があって
- 一度処分し始めると、処分についての決断クセがつく
んです。逆に言えば、処分しないでいると、どんなにボロくなっても壊れていても腐っていてもサイズアウトしても、そういった外的な条件が揃っても、処分できないんです。クセがついていないからです。
なので、まず、ゴミを捨てましょう。一度ゴミをゴミと認めて捨てると、クセがつきはじめ、それだけでかなり片付きます。
秋の初めゴミを捨てて。クセをつけることで片付けはグッと進むようになりますよ。
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