涼しくなってくると自然にカラダを動かしたいという気持ちになりますが、秋の運動には秋ならではの注意点があるようです。メルマガ『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』の著者、のぶ先生がまず注意を呼びかけるのは、横から入ってくるようになる秋の日差しです。また、夏の間に体温を上げないようにしていたカラダには、朝夕の涼しい時間の運動の方が効果が上がりやすいと教えてくれます。
運動の秋の心構え
【日差しに注意】
秋めいてきて過ごしやすくもなると、カラダを動かしたくなります。でも、意外と日差しだけは強いまま。とくに日中の日の高いうちは、やっぱりUVカットして過ごさないと、ひきつづき熱中症や頭痛や目の奥の痛み、肩こりの原因になります。
秋の日差しは横から目に飛び込んできます。眼球を無防備に日光にさらすと、目が日焼けして、体内に熱がこもるきっかけになり、フラフラとめまいを伴う熱中症症状や、頭痛や肩こりの原因になります。
日中、運動するようなら、ぜひ、帽子やサングラスの着用をこころがけましょう。
【朝夕の涼しい時間にアクティブに動く】
夏バテして、ひきつづき秋バテしやすい秋口は、涼しい時間帯に多少肌寒く感じる中で、積極的に運動したら良いです。空気が温かいと、低体温状態のカラダでは、なかなか代謝が高まりません。
いっそ肌寒く感じる方が、毛穴をしっかりひきしめて、体温を高めるようにカラダは工夫して運動し始めることができます。多少肌寒い、というだけで、秋口の運動は準備運動が半分ですむので、カラダが運動に慣れていないようなら、ぜひ、涼しい時間に運動するようにしてみましょう。風邪ひきだけは、ご注意ください。
【眠いという人は、準備運動をしっかりと】
日中眠い、というひとは、そもそも低体温状態。いきなり運動すると、めまいやふらつきで、転倒の心配があります。しっかりじっくり準備運動をして、いっそ、カラダが運動に慣れて日中の眠さがなくなるまで、準備運動だけで運動をすませてもよいかもしれません。
日中の眠い間は代謝が低く、運動するとすぐに息切れしたり、疲労が翌日に残ることがあります。その場で屈伸運動やストレッチなど、充分に筋肉や関節を動かす「準備運動」をする習慣からはじめて、慣れてきたらウォーキングなどのカラダに負荷のかからない有酸素運動を試みてみましょう。焦りは禁物です。
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