子どもが突然「仲間外れ」にされたとき、焦らずに親ができること

 

夏休み明け、ポンタスさんからはこんな風にご報告を頂きました。

2学期が始まり、登校しぶりが何回かあったものの、前の友達への未練もなく(Bちゃんとは時々仲良くしているようです)、今では新しい友達もでき、基本は仲の良い友達2人がいるようですが、いつも3人でいるわけではなく、色んな友達と関わっているようです。明らかに、一学期とは違い、友達の幅が広がっているな…と思います。

 

時々先生も遊びに誘うと、自然と友達も集まるようで(大人気の先生です!)楽しくやっているようです。登校しぶりもなく、毎日パパっと準備を済ませ元気に行っています。長女の毎日の様子や、先生の話からも、学校では楽しく過ごせているようで、安心しています。

 

ただ下校後に遊ぶ友達がいないことが少し不安です。今、仲の良い友達は皆、学童を利用していたり、地区がかなり遠く、遊ぶことは難しいです。なので、長女が寂しい思いをしないよう、下校の早い曜日は、なるべく私が勤務時間を調整し、家にいるようにしています。

 

2学期が始まりしばらくは、私と過ごしていましたが、やはり友達と関わりたいようで、児童館へ行ったり、学童の友達らが遊ぶ、学校のグラウンドへ時間を合わせて行く等していました。女の子の友達何人かに声をかけていたようですが「他の友達と遊ぶから」「用事あるから」等と断られたり、たまに遊べても、それで終わってしまったり…。

 

ここ最近は、同じ地区の男の子に声をかけて約束をし、男の子達と遊ぶようになりました。男の子達はゲーム機で遊び、それを長女は見ている…といった感じのようです。時々外で遊ぶこともあるようですが。

 

私は正直、最初の頃は、男の子と遊ぶことは、女の子の友達から受け入れてもらえないから…?何でなのか…?と、気づけば長女の悪い所を探すようになっていました。そんな時、パピーさんの過去のメルマガのキーワード検索「不安」で探し、沢山読ませて頂きました。

 

今までは不安を持つ自分に対し「不安を持ってはいけない」と思っていましたが、不安を持つ自分も受け入れながらも、見方を変えて、ほんの小さな良い変化も見つけてあげれるよう、努めました。

 

確かに見方を変えれば、友達の幅がより広がるし、また長女本人も「男の子も女の子も関係なく遊べるよ~」と嬉しそうに話してくれました。なので、良い方向に向かっているな~と思って見守っていました。

 

ところが先日、いつものように男の子達と約束をし、男の子の家まで送り、玄関先で長女が「こんにちは~」と言うと、中から男の子達のヒソヒソ声が…。「えっ?女子?○○(長女)?」「また男子の中に?」「そうなん?」のような内容の声が…。

 

その後、男の子達は招き入れてくれましたし、長女も「大丈夫だから!お母さん帰っていいから!」と言い中へ入って行きました。1時間後、ドキドキしながら迎えに行くと、外で皆で楽しそうにボールで遊んでおり、ホッとしましたが、男の子達の中では、女の子と遊ぶことに多少なりとも、抵抗があるのかな…とも思いました。ちなみに小学校では、男女混ざって遊ぶことは、ほぼないようです。

 

男の子達のヒソヒソ声を聞いてから、なぜ下校後、長女は遊ぶ女の子の友達がいないのか…、上手く遊べないのか…、どこが悪いのか…、いずれ男の子達からも断られてしまうのか…等、より不安や心配が強くなっていきました。

 

児童館は誰も来ないことが多く、学童の子達も、グランドに出る日と、中で遊ぶ日があり、空振りも多かったので、長女の中では、男の子達と遊ぶことが今は良いみたいです。でも、本音はきっと、女の子の友達と遊びたいと思います。

 

他の女の子達が下校後、仲良さそうに自転車に乗っていたり、楽しそうに歩く姿をみて「何でうちの娘だけ一人なの…」と比べてしまったり…。頭の中では、比較しても意味が全くないことは分かっているのに…。心の中が不安や心配に支配されていました。

 

男の子達のヒソヒソ声を聞いた日は、まるで私の不安やイライラが長女に伝わるようで(決して口にはしていないのですが…)、同じようにイライラしていました。主人や長男、次男にもきつくあたってしまいました。まさに、不安や心配によって、私はマイナスの方向に引き寄せられているな…と思いました。

 

次の日は気持ちを切り替え直し「男の子達に断られても、また私と過ごせばいいか!」「今は元気に学校へ行っているから大丈夫!」と思う自分がいる一方、不安や心配が強い自分に支配されることもあります。自分なりに「不安」と向きあってきたつもりでしたが、まだまだ根っこの部分が不安定だな…と思います。

 

なので「不安や心配があっても、見方を変えて、子達達の良い所を見つけてあげる」、パピーさんが過去のメルマガでおっしゃっていたこの言葉を常に頭に置き、子供達と接していきたいです。長女の良い所も沢山見えてきています。誰よりも、私が一番知っています。でもそれを、私の不安や心配で消したくないし、失いたくないです

Aちゃん、Bちゃんから理不尽な仲間外れを受けた娘さん。登校しぶりはあったものの、それほど執着せずにクラスで新しい友達と遊んだり、先生も一緒になって様々な友達と接点ができたようでよかったです。

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