有力チームサポにはない恐怖。J3チーム同士の移籍のドキドキ感

 

全ての移籍を正確に記憶するのは難しい

今オフに決まった移籍の中で例を出すとJ3の熊本に移籍したFW浅川(Y.S.C.C.横浜)やMF谷口海(岩手)の移籍に関してはどちらも事前の情報はなかったはずである。両選手ともチームの顔だったのでショッキングな移籍になった。チームの顔を失ったY.S.C.C.横浜や岩手のサポーターはつらい思いをすることになった。昨オフのMF加藤潤(鳥取→群馬)の移籍も事前の移籍の情報は全く流れていなかったはずである。J3の勢力図を大きく変えるだろう移籍話が突如として舞い込んでくるのでこの時期は本当に面白い。

きちんと数えたことはないがJリーグの冬の移籍市場で確定する移籍件数はレンタルバックを除くと350件~400件くらいになる。Jリーグのクラブ数は2019年は55クラブなので平均すると6件~7件くらいになる。各クラブが保有している選手の数は25名~35名くらいなので3割くらいの選手がオフ期間中に移籍をすることになる。「契約満了→移籍」のパターンもたくさんあるので望んでいない移籍も多々ある。かなりの割合を占めると思われる「Jリーガーとしては微妙な立ち位置の選手」にとっては大変な時期である。

オフ期間中は連日、たくさんの数の移籍が決定するのでそれぞれの移籍先ならびに契約内容(完全移籍なのか?期限付き移籍なのか?育成型期限付き移籍なのか?)を正確に記憶するのは大変である。まだ、記憶力は落ちていない(と思う)ので何となっているが60代や70代くらいになって記憶力が落ちてきたら面倒なことになると思う。「あれ、どうだったかな…」といちいち調べないといけない状況になると作業は進みにくくなる。いずれは老化し始めると思うが、出来る限り、その時期が遅く訪れることを期待したい。

Jリーグのクラブが関係した全ての移籍については「どうだったのか?」を評価することにしているがなかなか大変である。「素晴らしい移籍だ」と移籍直後に評価した選手がシーズンに入って全く活躍しないケースは多々ある。その一方で「そのチームに移籍をしても出場機会は望めないのでは?」と思った選手が主力に定着することも多々ある。予想以上にすぐにチームにフィットする選手もいるし、予想以上にチームにフィットするまでに時間がかかってしまう選手もいる。いい移籍なのか?否か?を評価するのは難しい。

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