『藤井まり子の資産形成プレミアム・レポート』(2015/01/09号)
2015年の最大トピックは、サブプライム危機後初めて、アメリカのイエレンFRBが政策金利の引き上げを行うと、見込まれていることです(政策金利の最初の引き上げは、おそらく2015年半ば以降になるでしょう)。
この「超の付く原油安と資源コモディティー安」のおかげで、アメリカFRBは、おそらく今年2015年前半も景気回復が力強く加速、2015年半ば以降には、「サブプライム危機後、初めての政策金利の引き上げ」を開始することが可能になることでしょう。
こういった「原油安による景気回復加速」を見越して、昨年末までのアメリカ株式市場はあまりに「イケイケ」で上昇し過ぎていました。そこで、2015年のアメリカ株式市場は、年初からいきなり大幅続落で始まりました。
この「年初のアメリカ株の大幅下落」に釣られる形で、2015年の欧州株も日本株も、いきなり大幅下落で始まってしまいました!
しかしながら、余りに急速に上昇し過ぎていたアメリカ株式市場にとっては、「ここらで一旦一服すること」は、とても健全なことでした。
2015年の年初に健全なガス抜きができたことは、アメリカ株にとっても日本株にとっても欧州株にとっても、良いことだったでしょう。
なにはともあれ、繰り返しになりますが、今年2015年は、「2015年前半が勝負!」の年かもしれません。
やはり、「Sell In May」の5月よりも早く、暴落が始まるのではないのか?
ここはとても重要なところなのですが、イエレンFRBは、12月のFOMCで「4月までは利上げはしない」と明言しています(マーケットを安心させるために、はっきりと約束しています!!!)。
アメリカ・イエレンFRBの「最初の政策金利の引き上げ」は、「4月からが警戒ゾーンに突入」ということになります。ですから、1~3月には、内外の株式市場は、「ジェットコースターのように、急騰した後に、暴落を開始する」のではないのか?
つまり、「イエレンFRBの最初の政策金利の引き上げ」までに、内外の株式市場はジェットコースターのように、上がるところまで上がって、ぎりぎりまで上昇させられて、その後、ストーンと暴落するんじゃないでしょうか?
(もちろん、神のみぞ知ることですが……)。
そのとき、アメリカ株式市場も10%~15%~20%くらいの大幅下落になって、日本株式市場も20%~30%くらいの大幅下落をするのではないでしょうか?
なにはともあれ、年初のグローバル規模での株価のいきなり下落は、1月(?)からの株価の上昇を見越して、投機筋が仕掛けた「売り」だった可能性も否定できません。年初の「ギリシャ問題」も「ロシア問題」も「今に始まった事件」では「なかった」のです。
まぁ、なんですよ。「上げる前に下げておいたほうが利ザヤが稼げるかもしれない」と考える人たちがいても不思議じゃないですよね???
『藤井まり子の資産形成プレミアム・レポート』(2015/01/09号)
著者:藤井まり子
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