日本は中国のもの? 祖国を中共に売る「敗戦利得者」たちの正体

 

その3 東京裁判

「極東軍事裁判」は1946(昭和21)年5月3日から始まります。いわゆる「A級戦犯」7人の処刑など、この東京裁判の判決をもとにした「東京裁判史観」が戦後の日本人の思考回路と精神構造、そして、社会空間を支配しています。

この裁判は法的根拠のないでっち上げの裁判でしたが、「アメリカは正義で日本は悪だった」という刷り込みによる日本人の勝手な思い込みが、当時よりもむしろ日本が主権を回復した後、より一層影響力を及ぼすようになります。

媚中派として名を馳せた、故・加藤紘一などは、無邪気だったのか、意図的だったのかは知りませんが、「日本は東京裁判を受け入れて国際社会に復帰した」などと発言し、世に大嘘を広めていた…というお粗末さです。

東京裁判当時の日本は占領されていたわけですから、「判決」それ自体は受け入れざるをえません。しかし、「裁判とそれに関わる歴史観」を承服したのか否か?となると話は全く別で、到底、「受け入れて」などはなかったわけです。

実際、主権回復直後に、生き残ったいわゆる「戦犯」たちは、全員、正式に全国会議員によって名誉回復させている、という点を考えれば、「判決」には従ったのですが、「裁判そのもの」を受け入れてなかったことは、言うまでもないことです。

しかし、現在の日本人の多くはそんな客観的な「歴史的事実」すらすっかり忘れてその歴史観は、あの加藤紘一らの頭と同様に、奇妙なまでに自虐的な思考に書き換えられたままです。

その4 WGIP

「War Guilt Information Program」=ウォー・ギルド・インフォメーション・プログラム、略称:WGIPです。

GHQが、戦後、日本人に行った洗脳教育であり、「戦争についての罪悪感を日本人の心に植え付けるための宣伝計画」のことです。

GHQによる、この日本国民に打ち込まれた「楔」は当のGHQが日本から引いたあとも抜けることなく、延々と日本人の精神に残ったままです。未だに「日本は戦犯国家」だと勝手に思い込んでいる日本人が多いのではないでしょうか?

大東亜戦争は太平洋戦争と言い換えられ、戦争の真実を語ることもできず、日本側の弁明は一切許されない。ましてや、戦勝国であるアメリカや中華民国らの批判などもってのほか。更には、第三国である朝鮮についても同様でした。

周到なことに、GHQは、戦前の日本の良き伝統や当時の国際情勢を鋭く分析した日本の優良書物7,000冊を秘密裏に焚書しています。

当然、この恐るべき「焚書」に協力した恥ずべき日本の知識人たちも多数いるわけですが、その協力者の詳細な名簿などは残されていません。

平成から令和の御世となり、『古事記』や『日本書紀』に関する本などは読まれ親しまれるようになりましたが、昭和の時代は、『古事記』に記載があるような日本の神話について、公の場などで語っただけで「右翼だ!」とほぼ間違いなく言われたほどでした。

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