国民年金を1円も払わずに将来の年金額を増やせる「全額免除」使いこなし

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なお、国民年金保険料は市役所または年金事務所で免除手続きをする必要がある。ものの数分で手続きは終了する。

しかも、一度の手続きで翌年6月まで全額免除になるだけでなく、過去に未納があるなら最大過去2年1ヵ月の未納部分が免除扱いになる。

ちなみにこの全額免除は国民年金第1号被保険者1,450万人のうち、約40%ほどの人(約580万人)が利用している。概ね平成10年頃から30%ほどの人が全額免除を利用している。

なお、サラリーマンや公務員などの国民年金第2号被保険者の人達(約4,400万人)は保険料を免除するという制度は無い。

一部、産前産後や産休などを取得されてる人が保険料を免除する産前産後免除や育児休業免除制度はある(本人も会社も保険料負担しなくていいが、保険料支払ったものとみなすので将来の厚生年金は減らない)。

サラリーマンや公務員の人は会社が毎月お給料を出してくれるからですね。そこから厚生年金保険料を天引きするから未納にする事はできないし、ちゃんと会社が給料を支払ってくれるのに保険料を免除にする必要は無い。

さて、国民年金保険料免除は非常に有難い制度なのですが、保険料全額免除を利用していく過程を見ていきましょう。

なお、老齢の年金を貰うには保険料納付期間が最低10年以上の受給資格期間が無ければならないですが、この10年の中には免除期間も含める事が出来る。未納にしてる期間はこの10年には含まない。

他にカラ期間という特殊な期間も10年に含めたりしますが、それは今日の記事では割愛します。

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