なので休憩時間を考える前提として、「4時間の勉強」を「効率よく」するための休憩時間は?という条件で考えることにしましょう。
4時間ぶっ通しで集中するのは、いくら集中力のある子でも厳しいです。なので、適度に休憩をした方がいい。
休憩のタイミングは、集中力が途切れる手前がちょうどいいので個人差はあります。だいたい1時間ですかね。となると、
・勉強+休憩+勉強+休憩+勉強+休憩+勉強
これで4時間です。休憩を10分とすると、休憩も入れて4時間30分かかることになります。午前中に2時間、午後に2時間だと、お昼ごはんを挟むので、15時終了ぐらいになります。
あくまで計算上はこれぐらいですが、勉強を4時間する子どもの気持ちになってみるとどうでしょう?
「あ~、4時間も勉強するのか~、朝から、昼までずっと勉強かよ~」といった感じでしょうね。
そのとき、「休憩は10分よ」と聞いたらどうでしょう?「絶対無理!」と猛反発するのは、当然といえば当然です。
この調子で勉強スタートとなれば、勉強中もダラダラ、休憩中は休憩時間を少しでも引き延ばそうと必死になるわけです。
・勉強の効率を上げるため
の反対になってしまいます。そこで、納得感を得るために休憩時間を少し多めにしたりしましたが、結果は同じです。
そこで、視点を変えてみたのです。親技ではよく使う手です。
・休憩時間を5分にする
10分でも不満なところをさらに短くして5分としました。もちろん、猛反発です(^_^)
長くしてダメなら短くしろ、ではありません。視点を変えて、全体の時間を短くするために、「休憩時間は手短にしよう」と提案したわけです。具体的には、こんな感じです。
「集中して勉強して、午前中で終わらせよう」
子どもたちの頭には「あ~、4時間も勉強するのか~、朝から、昼までずっと勉強かよ~」という不満で一杯な状態です。そこに「午前中だけ」という楽できるの(?)的な魅力ある提案をするのです。
どうですか、印象が違いませんか?