サミットでは通常の割引などの販売促進では面白くないと考え、この検定や「惣菜選手権」をやったりしています。
これは、都議選に合わせて企画したもので、総菜部門のバイヤー7人が政党の党首になったと仮定して、公約を掲げて立候補しました。そして、来店者が投票して、勝敗を決めて、1位になった総菜の公約を実現してそれを特売したそうです。
サミットも選挙も、大きな会社では、「まじめにやりなさい!」と叱られそうで、なかなかできない、一見不真面目な企画に見えますが、しっかりと実施しています。
やはり珍しく面白いので、話題にもなっていて集客につなげています。
そもそも、スーパーは商圏が、大体歩いて行ける範囲と言われていて、その辺りに新聞折込やポストに、特売のチラシを入れて集客する、という販売促進が大半です。
このように値段だけでの勝負だと、目玉商品が被ったり、値段で他に負けたり、ネット通販にとられたり、ということになりかねません。そこでサミットは、何か楽しいことをやって、お客様に来てもらおうと考え、これらの施策を打ってきました。
検定は、お客様が実際に問題を読み込んで、自分で書き込むので、どれだけ知ってもらっているのか?を測れますし、逆にやったお客様は、「こんなこともサミットではやっていたのか!」と新しい自社の魅力に気づいてもらえます。
検定も惣菜選挙も、お客様巻き込み型、双方向性のある企画ですよね。どちらも、お客様は楽しくできるし、これからもいきたい、という気持ちになります。
値引きや割引、ポイント還元に頼らない、お客様とのコミュニケーションが取れる施策、色々な業態の企業で参考にできますよね。
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