データの品質
ChatGPTが学習するために使用するデータの品質には注意が必要です。不正確なデータ、バイアスのあるデータ、または大量のノイズを含むデータを使うと、正確なChatGPTの出力は望めません。適切なデータセットを使い、データの品質を管理することが重要です。
限界
ChatGPTは、自然言語処理の技術に基づくAIで、言語理解に関するタスクに優れています。一方で、ChatGPTは一般的なAIの問題に対しては適用できない場合があります。ChatGPTを使用する前に、問題に対してChatGPTが有効かどうかを検討する必要があります。
モデルの選択
ChatGPTには、様々なサイズやパラメーターのモデルがあるので、使うデータの量やタスクの種類に合わせて、最適なモデルを選択する必要があります。
セキュリティとプライバシーに関しても守らなければなりません。
実際に、会社としてChatGPTを取り入れている、ソフトバンクやパナソニックでは、活用前に、注意事項を定義し、ルールを決めてから運用しています。
10年前のSNSの企業活用の時もそうでしたが、このようなルールの範囲内での使用が、このフェイズでは必要になるでしょう。
まだまだ人間の手が必要なフェイズではあります。
では、これらを踏まえて私たち、売りの現場にいる実務担当者は、ChatGPTをどう扱えばいいのでしょうか。
今やることは1つだけ。それは「実際に自分で使ってみること」
そのコツは「直感」でやる、ことです。ロジカルに「こういう活用がある」「ビジネスにこう使う」などと考えていると、ChatGPTの良さがでなさそうです。
ここは、仕事やプライベート関係なく、「今日の夕ご飯はなにがいい?」「アクション映画では何がおすすめ?」など、独り言に近いことをいれていくことで、ChatGPTが返してくることに、“慣れる”ことから始めるのがいいでしょう。
ChatGPTはこれからより浸透するサービスになります。その時に、ChatGPTに使われることなく、使う側でいたいですよね。
そのために今のフェイズでは、まずは使ってみることが大事だと思われます。
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