「愛子さまお相手リスト」デマ記事を何度も掲載する『週刊新潮』の差別体質

 

3月30号掲載の愛子さま人気に乗じたゲスいデマ記事

こんなデタラメ記事だが、今週発売の3月30日号『「愛子さま」やんごとなき「お婿さんリスト」』は、再び愛子さまデマ記事が目玉特集となっている上に、めったにやらない表紙見出しまでつけられていた。

「週刊新潮」の表紙は、基本的に表紙絵と題字のみのシンプルな構成になっている。よほど自信のある売れ筋の特集を組んだときは、表紙の左端にその見出しが入るが、1~2ヶ月に1回程度だ。

「コロナワクチンの闇」に関しては、連続で良い記事を書いて、表紙見出しで売り出していたので評価したいが、3月30号は『「愛子さま」お婿さん候補の注目株』。愛子さま人気に乗じたゲスいデマ記事で売る気マンマンだし、それだけ大衆が欲しがる内容という証拠でもある。

しかもこの号、またまた焼き増しっぷりがすごすぎて仰天する。

しょっぱな飛び出すのは、やはりこの人、「さる皇室ジャーナリスト」だ。

「週刊新潮」2023年3月30日号

 

さる皇室ジャーナリストが言う。「旧11宮家のうち、独身の若い男系男子を擁するのは賀陽家、久邇家、東久邇家、竹田家の4家で、あわせて10人前後とみられます。なかでも愛子さまと年齢的にも釣り合いそうな年代のご子息が二人もいるのは賀陽家だけ。おまけに賀陽家の男子は、現在の皇室に最も近いのです」

「週刊新潮」2023年3月16日号

 

「旧11宮家の中で独身の若い男系男子を有するのは賀陽家、久邇家、東久邇家、竹田家の4家で、計10人ほどとみられます」

 

「そのうち賀陽家には、現在の皇室に最も近い20代の男系男子が二人いるのです」

「週刊新潮」2022年2月3日号

 

「11宮家のうち、現時点で独身の若い男系男子がいるのは賀陽家、久邇家、東久邇家、竹田家の4家。あわせて10人は下らないといいます」

 

「4家のうち、現在の皇室に最も近い男系男子を擁するのは、賀陽家なのです」

当主の賀陽正憲氏が天皇陛下のご学友で、かつて紀宮さまのお相手候補として取り沙汰されたことがあるという紹介文もほぼ同じ。正憲氏が陛下とお会いになる際に、2人の息子を同席させたことがきっかけで愛子さまとの交流が深まっているという、謎の「兄弟まとめてお見合いストーリー」も健在で、2週間前の記事とどこが違うのかがわからなかった。

さらに、今号では、内閣官房の皇室典範改正準備室が作成した「皇位継承順位系図」が掲載され、「愛子さまとお見合いしている賀陽家の男子は皇室に最も近い」という印象操作を行っているのだが、こちらは2週間前を飛び越えて、1年前の2022年2月3日号に掲載されていたもののリメイク版である。文章はこうだ。

「週刊新潮」2023年3月30日号

 

47年当時の「皇位継承順位系図」が、その事実を如実に物語っている。一昨年開かれていた政府の有識者会議において、事務局である内閣官房の皇室典範改正準備室が作成し、示した資料だ。ご覧のように、賀陽宮家の当主だった賀陽恒徳氏(78年に77歳で死去)から連なる男子には、系図の中で最上位の順位がつけられている。

「週刊新潮」2022年2月3日号

 

昨年末まで開かれていた有識者会議において、事務局である内閣官房の皇室典範改正準備室が作成した資料には、離脱した11宮家もあわせた47年当時の「皇位継承順位系図」が示されている。 図では、賀陽宮家の当主だった賀陽恒憲氏(78年に77歳で死去)から連なる男子に、4家の中で最上位の順位がつけられているのだ。

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